西武・プリンスホテルズが台湾・桃園市と基本合意書を締結
株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド(以下、西武プリンスホテルズ)と、そのグループ会社である横浜八景島は、台湾の桃園市と人財交流に関する基本合意書を締結しました。この協業により、職場の多様性を更に推進し、グローバルなスキルを持つ人財の育成を加速することを目指しています。
合意の目的と背景
この合意書締結の背景には、西武プリンスホテルズが台湾の大学と2015年から提携し、すでに300人以上の台湾の学生たちをインターンシップとして受け入れた実績があります。この取り組みは、桃園市との友好関係の深化に寄与しています。特に、桃園市が横浜八景島の都市型水族館「Xpark」の所在地でもあることから、両者の連携は自然な流れと言えるでしょう。今回の合意により、桃園市内の複数の大学との接点が新たに生まれることが期待されます。
西武プリンスホテルズのグローバル戦略
西武プリンスホテルズは、国内での百年以上の歴史を基に、「日本をオリジンとしたグローバルホテルチェーン」を目指しています。この一環として、外国人従業員の採用を強化し、優れた処遇環境を整える努力を続けています。そのために多様な手当制度が整備されています。これにより、世界中から人材を集めるための基盤を築いています。
インターンシップの新たな枠組み
インターンシップの充実
合意書に基づいて、インターンシップはより充実した内容で実施される予定です。西武プリンスホテルズでは、フロント業務やレストランサービスなどの接客中心の職種で約30名が実際に社員として入社した実績があり、実際の職場で経験を積むことで即戦力となれる人材の育成が進められています。横浜八景島でも同様に、台湾の大学生を受け入れ、ゲストリレーション業務に従事させ、貴重な経験を提供します。
将来への道筋
このインターンシップを通じて、参加学生は自らのキャリアプランを築く機会を得られるため、今後の就職の選択肢を広げることができます。西武プリンスホテルズは、外国人従業員を現在の2〜3倍に増加させることを見据えた戦略を掲げ、社内でのキャリアアップ可能な環境を提供しています。
文化交流プログラム
インターン生には、就業経験だけでなく、日本文化について学ぶ機会も提供される予定です。周辺施設の見学や地元住民との交流を通じて、業務の枠を超えた経験が得られるのです。西武プリンスホテルズが国内外に運営する多種多様な施設と水族館が東京以外でも体験できる機会は、参加者にとって魅力的な要素となります。
相互の成長へ向けた期待
新たに締結した基本合意書は、単なる交流の枠を超え、両者の成長を促す重要な架け橋となることでしょう。西武プリンスホテルズと横浜八景島は、台湾と日本の文化的・経済的な交流を促進し、未来のグローバル人財を育成するための登竜門を提供します。