安心院ワインが日本ワインコンクールで輝く
大分県宇佐市に拠点を置く三和酒類株式会社が製造した『安心院ワイン シャルドネリザーブ2023』が、2024年の『日本ワインコンクール』で最上位の「グランドゴールド賞」に輝きました。この栄誉は、コンクールの設立20周年を祝う特別な賞であり、出品された941種類の中からたった2品だけが選ばれるという厳しい基準が設けられています。また、8回連続で日本一となった『安心院スパークリングワイン2022』も注目の的です。
グランドゴールド賞について
この度受賞した『シャルドネリザーブ2023』は、厳選された完熟シャルドネを使用し、新樽での樽発酵・樽貯蔵を経て生まれたワインです。果実と樽の絶妙な調和が織りなす豊かな香味と、長い余韻が特徴です。アルコール度数は13.5%で、750mlボトルが希望小売価格4333円(税込)で販売されます。
また、スパークリングワイン部門での最高得点を獲得した『安心院スパークリングワイン2022』は、安心院産のシャルドネ100%を使用しており、瓶内二次発酵によって造られています。11%のアルコール度数を持ち、爽快でありながら味わい深い辛口スパークリングワインとして、多くのファンに支持されています。
ワイナリーの取り組み
古屋浩二工房長は、受賞の背景には地元農家との協力や、これまでのワイン作りへの取り組みがあったと語ります。これからも地域に根ざした新しいぶどう品種の栽培や醸造技術の向上に注力し、安心院町がワインの銘醸地として国内外に知られるよう努めていくとのこと。特にスパークリングワイン用のシャルドネは、酸味を重視して早めに収穫を行うことで、果実の風味に厚みを持たせています。
日本ワインコンクールとは
「日本ワインコンクール」は、国内のぶどうを100%使用した日本ワインを対象としたコンペティションで、品質向上や知名度の拡大を目的に2003年から開催されています。今年は過去最多の35都道府県から161ワイナリーが参加し、941品がエントリーされました。12の部門が設けられ、上位入賞者に様々な賞が授与されました。
受賞ワインの紹介
グランドゴールド賞
- - ワイン名: 安心院ワイン シャルドネリザーブ2023
- - 品種: シャルドネ
- - アルコール度数: 13.5%
- - タイプ: 辛口(白)
- - ヴィンテージ: 2023年
- - 販売場所: 安心院葡萄酒工房、酒販店、オンラインショップ
金賞・部門最高賞
- - ワイン名: 安心院スパークリングワイン2022
- - 品種: シャルドネ
- - アルコール度数: 11%
- - タイプ: 辛口(発泡性)
- - ヴィンテージ: 2022年
安心院葡萄酒工房の魅力
安心院葡萄酒工房は、日本でも有数の高品質なワインを生み出す拠点として知られており、2001年に開園しました。ここでは、ワインの製造工程や試飲が楽しめる体験ができ、訪れる人たちにとっての魅力的な観光スポットとなっています。今年も地元で作られたワインが多くの賞を受賞し、安心院の名を広める糧となっています。
今後も、地域密着型のワイン作りを通じて、さらに多くの人々に魅力を伝える活動が期待されます。これからの安心院ワインへの応援をお忘れなく!