灯台の魅力再発見！「いい風吹いてた。#灯台時間」コンテスト入賞作発表

日本財団が主催する「海と灯台プロジェクト」の一環として、一般社団法人海洋文化創造フォーラムが開催した「いい風吹いてた。#灯台時間」コンテストの入賞作品が発表されました。このコンテストは、灯台に思いを馳せ、豊かで美しい海を次世代に引き継ぐことを目的としています。今回は、476点の応募作品の中から、最優秀賞1点、優秀賞3点、入選10点が選出されました。

最優秀賞

最優秀賞を受賞したのは、SBOLるいさんの作品です。この作品では、風になびく鯉のぼりや万国旗、そして青空を背景に立つ灯台が見事に描かれており、爽やかな「いい風」を感じさせます。堅固な灯台と動的な風景のコントラストが美しいこの作品は、楽しい「灯台時間」を表現しています。

優秀賞

優秀賞に輝いた作品は、以下の3点です。

- おかたろうさん - 襟裳岬灯台の夜明け前を捉えた作品で、暴風雨の中で雲が吹き払われる瞬間を捉えています。夜明けの静けさと灯台の温もりが調和し、ドラマチックな情景を表現しています。

- タカラガイ沖縄さん - ポップな色彩と愛らしいキャラクターを使った作品で、残波岬灯台を周囲の自然と共に描き、灯台の魅力を楽しく表現しています。

- 北野椿さん - 灯台が日常に深く結びついていることを探求するポエム作品です。柔らかな朝日や波の音が描かれ、灯台の存在意義を感じることができます。

入選作品

さらに、入賞作品の中から入選した10点も発表されました。おかたろうさんの作品は、観光地としての灯台の魅力を表現し、照山紅葉さんの作品は人生の転機を見守る存在としての灯台を描いています。よたかさんの作品では、青い海と白い灯台の美しいコントラストが印象に残ります。

それぞれの作品には、灯台での特別なひとときや、その存在がもたらす感情が巧みに表現されており、審査員も大いに感銘を受けました。

コンテストの意義

「海と灯台プロジェクト」は、灯台の持つ歴史や文化的な価値を再発信し、海洋文化の継承を目指しています。コンテストを通じて多くの方々に灯台の魅力を感じてもらい、次世代へその思いを伝えることができました。469点の作品には、灯台を介した人々の心温まる風景やその歴史が描かれており、参加者全員に感謝の気持ちを伝えました。

このプロジェクトが灯台を中心に地域と人をつなぎ、更なる海洋文化の発展に寄与することを期待しています。日本財団「海と灯台プロジェクト」は今後もさまざまな取り組みを続け、美しい海の未来を守る活動を行っていく予定です。