横浜市では、毎年開催される「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」が、今年で28回目を迎えます。このコンテストは、横浜市内にある小学校、中学校、特別支援学校の児童生徒約40,000名が参加する、子どもたちの国際平和への思いを表現する一大イベントです。
今年は、6月中旬から7月上旬にかけて各区で行われる予選会で選ばれた代表者たちが、7月22日と23日の両日、南公会堂で開催される本選に出場します。テーマは「持続可能な開発目標」(SDGs)に関連しており、子どもたちはそれぞれの視点から国際平和について熱い思いをスピーチで訴えます。
本選では、小学校の部と中学校の部でそれぞれ「市長賞」(2名)、「教育長賞」(2名)、「審査委員長賞」(2名以内)が授与されます。表彰式では、昨年度の市長賞受賞者が司会進行を務めます。
さらに、本選で市長賞を受賞した4名(小学生2名、中学生2名)は、「よこはま子どもピースメッセンジャー」に委嘱され、10月中旬にニューヨークにある国際連合本部などを訪問し、国連関係者と会談する機会が与えられます。
スピーチコンテストに出場した全38名は、「よこはま子ども国際平和プログラム子ども実行委員」として、国際平和への思いをまとめた「よこはま子どもピースメッセージ」や「国際平和募金呼びかけ動画」の作成、国際機関等の事務所訪問による国際平和に関する学習会など、年間を通して様々な活動に取り組む予定です。
このコンテストを通して、子どもたちは国際平和について深く学び、自分たちの未来を創造していくための力を育むことができます。横浜市が主催するこのイベントは、子どもたちの国際平和への意識を高め、平和な世界の実現に貢献する重要な役割を担っています。