フライトソリューションズが新たな一歩を踏み出す
2025年度から、株式会社フライトソリューションズはキャッシュレス決済端末「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティ)」の製造を国内で集約し、岩崎通信機株式会社との連携を強化します。この動きは、コロナ禍後の人流回復やインバウンド需要の拡大を受けたもので、非接触型のタッチ決済が急速に普及する中、国内でのキャッシュレス化を加速させる一手です。
株式会社フライトソリューションズは、東京都渋谷区に本社を構え、2025年度から同社の決済装置の生産を岩崎通信機に移管し、国内工場での量産を開始する計画を発表しました。これにより、Logisticsコストの削減、工程管理の効率化が期待されます。
新しい決済端末「Incredist Trinity」とは
Incredist Trinityは、上部に「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」のハードウェアと下部にLTE通信や内蔵バッテリーを搭載したコンピューターユニットで構成されており、スムーズな決済を実現しています。これまで、上部機器は海外で製造され、下部機器は国内で生産されたものを接続していましたが、今後は両方の製造を岩崎通信機が担うことで、全体的な工程が一層効率化されることになります。
サプライチェーンの再構築
製造の集約は、物流コスト削減や精度の高い工程管理を可能にし、安定供給と高い品質の維持につながります。また、主に大手カード会社が新たに本製品を推奨決済端末として扱うこともあり、今後の生産増強が必要とされています。
最新技術での量産予定
Incredist Premium lllはすでに数回のテスト量産を経ており、2025年春からの本格量産を計画しています。このタイミングでIncredist Trinityの生産も開始し、市場のニーズにスピーディに対応できる体制を整えます。部品調達についても、引き続き加賀電子株式会社と協力し、国内で調達困難な部品の確保に努めます。
自社製品の持続的な進化
フライトソリューションズは、2010年に日本で初めてiPhoneによるクレジットカード決済ソリューションを導入し、自社製品「Incredist」シリーズや「Tapion(タピオン)」を展開してきました。これらの実績を基に、今後も自社製品の開発や安定供給に注力しながらキャッシュレス決済の普及に貢献しつづけていく予定です。
フライトソリューションズの公式サイトや最新の進捗は、ぜひご確認ください。