パンナム創業100周年を祝うカリブ海クルーズの魅力とは
2027年10月30日、パンナムとホーランド アメリカ ラインのコラボレーションにより、「Pan Am 100周年 レジェンダリー・ボヤージ」という特別なカリブ海クルーズが発表されます。これは、パンナムが創業100周年を迎えるのを祝うもので、フロリダ州マイアミから出航します。使用する船はホーランド アメリカ ラインの「ザイデルダム」で、旅の目的地にはナッソーやサンファン、ウィレムスタッドなど、カリブ海および中南米の18の都市が含まれています。
旅のコースと寄港地
このクルーズは、パンナムの歴史的な飛行艇「フライング・クリッパー」が辿った航路を再現するもので、各寄港地での体験は旅の魅力を一層引き立てます。まず、ナッソーでは美しいビーチを楽しみ、サンファンでは歴史的な旧市街を散策することができます。ウィレムスタッドではオランダの建築が美しい街を探索し、ポートオブスペインではトリニダード・トバゴの文化を体験できます。また、セントジョンズではアンティグアの自然の美しさを満喫することができるでしょう。
旅行の特別な要素
ザイデルダムは、パンナムの「グレート・サークル・ルート」に沿って航行し、過去の旅行のエッセンスを再現します。ホーランド アメリカ ラインの旅程企画担当副社長ポール・グリグスビーは「このコラボレーションは旅の黄金時代へのオマージュであり、人類の探求心を讃えるもの」と述べています。クルーズ中は、当時の食文化を感じさせるテーマ料理や歴史的プログラムが用意され、乗客は五感でその雰囲気を楽しむことができます。なお、パンナムCEOクレイグ・カーターは、「海上でその贅沢な体験を再現できることを誇りに思います」とコメントしています。
早期予約特典「Have It All」
出港日は2027年10月30日で、フロリダ州マイアミからの出発です。今、早期予約を行うと「Have It All」パッケージが利用でき、これには寄港地観光やスペシャリティダイニング、Wi-Fiなどが含まれます。特に、クルーへのチップが無料で、エリートドリンクパッケージへのアップグレードやプレミアムWi-Fiのサービスも受けられます。さらに、マリナーソサエティ会員には最大400ドルのオンボードクレジットも提供されるため、お得です。
パンナムの未来
1991年に倒産したパンナムですが、現在はPan American Global Holdings LLCがブランド権を所有し、2025年には再起に向けたプロジェクトが進行しています。フロリダ州マイアミを拠点に、エアバス機を用いた定期航空サービスの再開も視野に入れており、空港ラウンジやホテルなど多様なサービス展開も計画されています。今回のクルーズは、パンナムの再起プロジェクトの一環であり、あらゆる面で新しい体験を提供するものとして期待されています。パンナムが再び空を飛ぶ日を楽しみにしつつ、このクルーズがその始まりになることを願いたいでしょう。
新しい歴史を刻むこのクルーズ、皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。