料理の魔法を子どもたちに届ける
2025年2月3日、株式会社福音館書店から新刊『タサン志麻さんのにんじんパーティー料理のまほう』が発売されます。この本は、あの「伝説の家政婦」として名高いタサン志麻さんが、子どもたちに料理の魅力を伝えるための一冊。料理に興味を持つ子どもたちを対象に、にんじんというおなじみの野菜を使ったレシピが展開されています。
タサン志麻さんの思い
タサン志麻さんは、家庭で手に入る食材でどんな料理ができるかを考えながら、子どもたちが料理を楽しむことを促しています。本書の特徴は、あえて具体的なレシピの分量を記載しないこと。このアプローチは、子どもたちが自由に創造力を働かせて料理に挑戦できるようにするためのものです。料理を作ることが楽しいと感じることで、より積極的にキッチンに立ってほしいという志麻さんの強い願いが感じられます。
イラストで理解を助ける
本書に挿入されている温かみのあるイラストは、2作目となる大島裕子さんによるものです。彼女の描くキャラクターたちは、読者との距離を縮め、料理の楽しさを引き立てます。子どもたちやその周りの大人たちにも、親しみやすい絵が目を引くことでしょう。
にんじんの可能性とは
にんじんという一見シンプルな食材でも、組み合わせや調理法によって様々な料理が生まれます。本書では、にんじんをメインにした多彩なメニューが展開され、最終的には「にんじんパーティー」として楽しい食卓に変わる様子が描かれています。これは、シンプルな食材が持つ可能性や、家庭料理の楽しさを再認識させるものです。
料理を通じた家族の絆
料理は単なる食事の準備だけでなく、家族の絆を深める手段でもあります。この本を通じて、親子でともに料理を作る楽しさと、その過程で生まれるコミュニケーションの大切さを伝えていく狙いもあります。さまざまな料理を通じて、子どもたちの好奇心が広がることを期待しています。
タサン志麻さんのプロフィール
タサン志麻さんは、山口県長門市で育ち、辻調理師専門学校フランス校を卒業した後、日本のフランス料理店にて15年間のキャリアを重ねました。2015年にフリーランス家政婦として独立し、以来その手腕を大いに発揮しています。彼女の料理に対する情熱や探求心は、多くの人々に影響を与えています。
大島裕子さんのプロフィール
大島裕子さんは、東京の練馬で育ち、中央大学を卒業。彼女は小さい頃から絵を描くことを愛し続け、寄木細工やガラス細工にも魅了されています。この本が彼女にとっての2作目であり、リアルな絵筆を使って表現することに10年ぶりに挑戦しています。
おわりに
『タサン志麻さんのにんじんパーティー料理のまほう』は、料理を通じた学びと楽しさ、そして親子の絆を深める手助けをする素晴らしい作品です。これから料理を始めたいと思うすべての子どもたちにとって、幸せなひとときを提供してくれることでしょう。ぜひ手に取ってみてください。