LivEQuality大家さんがカタパルト・グランプリで入賞
株式会社LivEQuality大家さんは、愛知県名古屋市を拠点に、低価格で住宅を提供し、社会とのつながりを重視した事業を展開しています。2018年の設立以来、彼らは「アフォーダブルハウジング」のパイオニアとして、ひとり親家庭を中心に住居に困窮する人々への支援を行ってきました。最近、彼らはICCサミットFUKUOKA 2026におけるピッチイベント「CATAPULT GRAND PRIX」で見事4位入賞を果たしました。これは、彼らのビジネスモデルが注目され、評価された結果です。
ICCサミットとは
Industry Co-Creation (ICC) サミットは、「ともに学び、産業を創る」をテーマにする日本のビジネスイベントです。毎回、多くの参加者が集まり、知識と経験を共有し、さまざまな業界が相互に学ぶための場です。このサミットでは、過去の優秀なプレゼンターたちが登壇し競い合う「カタパルト・グランプリ」が開催されます。今回の福岡大会では11名のプレゼンターが、それぞれ7分間のプレゼンテーションを行い、34名の審査員による投票で評価が行われました。
LivEQuality大家さんのプレゼンテーション
LivEQualityの代表取締役岡本拓也氏が行ったプレゼンテーションでは、日本の住宅問題に迫るテーマが取り上げられました。彼は、特にシングルマザー世帯が直面する住まいの問題に焦点を当て、アフォーダブルハウジング事業の必要性を訴えました。さまざまな社会課題に対して事業を通じて解決を目指す姿勢が、今回の入賞につながった要因です。
拡大する住宅困窮と日本の課題
現在、日本では公営住宅の減少や不動産価格の高騰により「家を借りたくても借りられない」状況が広がっています。特にシングルマザー世帯は、住所がないことで行政支援や就業機会にアクセスできないという厳しい現実があります。これは単なる住宅問題にとどまらず、社会全体に波及する構造的な課題です。
日本版アフォーダブルハウジング事業
LivEQuality大家さんはこの問題に対して新たなアプローチを取り入れ、「日本版アフォーダブルハウジング」の事業を展開しています。このビジネスモデルでは、自社所有物件の約30%を相場よりも約30%安い家賃で提供しており、シングルマザー世帯を特に重視しています。加えて、NPOと連携した支援体制を構築し、「住まい」と「つながり」を同時に提供しています。
ビジネスモデルの革新
LivEQualityは、単に住宅を提供するだけでなく、独自のビジネスモデルを通じて高い入居率を維持しています。広告費をかけずに入居者が決まる仕組みが功を奏し、入居率は20%も向上しました。さらに、利回りを0.1%に抑えたインパクトボンドという資金調達方法を確立し、累計9.3億円の資金調達にも成功しています。
未来への展望
LivEQuality大家さんは、2035年までに日本の賃貸住宅市場の10%、約7兆円規模のアフォーダブルハウジング市場を創出することを目指しています。これにより、すべての人が自分らしく暮らせる社会の実現に貢献する意志を示しています。
まとめ
LivEQuality大家さんの独自の取り組みと社会的使命が、カタパルト・グランプリでの入賞という形で評価されたことは、今後の日本の住まいに対する新たな方向性を示しています。彼らの成功が、今後さらなる社会課題の解決へとつながることが期待されます。