株式会社ナルドニカが目指す、自由な外出の実現
兵庫県川西市に根ざす株式会社ナルドニカは、視覚障害者が安心して外出できる社会の実現を目指しています。代表の岡本昇さん自身、視覚に障害を抱えており、盲導犬と共に外出していた経験を持っています。彼が直面した現実は、盲導犬がいても初めての場所へ行くことが困難であることでした。そこで、やはり人のサポートが重要です。
同行援護サービス「あしたば」の開始
今年4月に、ナルドニカは新たに福祉事業所「あしたば」を設立し、同行援護サービスの提供を開始しました。このサービスにより、視覚障害者がより安心して外出できる環境を整えています。「おでかけくん」と呼ばれるこの新サービスは、関西初となるインターネットを利用した同行援護業務支援システムです。
「おでかけくん」の特徴
「おでかけくん」は、スマートフォンやパソコンを通じて24時間いつでも利用者が予約できる画期的なシステムです。従来の電話予約による煩雑さを解消し、急な外出にも対応できるよう、3日前までの予約も受け付けます。これにより、視覚障害者の方々は買い物や通院、趣味の活動など、幅広い行動を自らの意思で選択できるようになります。
取り組みの意義
この取り組みは、利便性の向上だけでなく、視覚障害者の社会参加や地域とのつながりを促進するものです。孤立感を軽減し、生活の質を向上させる支援を行っています。
岡本さんは、「外出する自由は、生きる喜びにつながる」との信念を持ち、一人ひとりの「行きたい」気持ちをサポートすることで、真にインクルーシブな地域社会を実現することに貢献しています。
具体的なメリットとサービス内容
顧客ターゲット
対象とする顧客は、京阪神地域に住む視覚障害者の方々です。外出に困難を感じている方々にとって、「おでかけくん」は新しい選択肢となります。
スムーズな予約機能
株式会社mitsukiが開発したこのWEBアプリを通じて、予約から依頼成立までのプロセスをスムーズに行えるようにし、利用者は24時間いつでも依頼が可能です。
自由な予約
例えば、外出の3日前まで予約でき、またヘルパーの性別や指名も可能です。希望に応じて、合ったサービスの利用が実現します。
ガイドヘルパーにとってのメリット
ガイドヘルパーにとっても、アプリから依頼が来るため、時給も高く設定されています。隙間時間を有効活用でき、働きやすい環境を提供しています。
お問い合わせ
関心のある方々や、詳細を知りたい方は、岡本昇さんまでぜひお問い合わせください。株式会社ナルドニカは、視覚障害者の自由な外出を支援するために、今後もさらなるサービスの改良に取り組み続けます。
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