「クラフトフルネス」とは?
近年、人々のライフスタイルは急速にデジタル化が進み、仕事や日常の忙しさから、私たちの五感は次第に鈍化しているように感じます。そんな中、クロスメディア・パブリッシングが提案する新たな概念「クラフトフルネス」が注目を集めています。このプログラムは、手を動かし、身体を使うことで感性を養うことを目的としており、心の平穏や集中力を高めるマインドフルネスの一環です。
満員御礼!ワークショップの概要
2026年6月28日、東京渋谷区で行われた「クラフトフルネス」シリーズの第2回ワークショップには、ビジネスパーソンやクリエイターを含む14名が集まりました。このイベントでは、著者で陶芸家のSHOWKO氏と、Tokyo Matcha Academy代表の砂川孔明氏を講師として招き、"感性をひらく クラフト×マインドフルネスプログラム"を体験しました。
五感を刺激するイベントの内容
この日のプログラムは3部構成で進行されました。最初のセッションでは、SHOWKO氏が自身の著書『クラフトフルネス』の思想を基本に、効率性だけではなく非合理的な選択を通じて新しい気づきを得る大切さについて語りました。これにより参加者は、心を開き、日常生活に潜む感動を見出す方法を理解しました。
次に砂川氏が参加者に、茶の味わいに対する意識的な観察の重要性を説きます。400種類以上の抹茶を分析してきた彼の専門知識から、普段は気に留めていない香りや味に対する新たな見方を学びました。参加者たちはその後、ワークショップに移り、茶の風味を抽象的な言葉で表現する挑戦を行いました。「苦い」「甘い」という一般的な表現を超え、「初夏の雨上がりの土の匂い」や「背筋が伸びるような青さ」といった言葉で、感情と記憶を結びつけて語り合いました。
参加者同士の交流から生まれる新たな発見
ワークショップの最終部では、お互いの表現をシェアする時間が設けられました。参加者はそれぞれが感じた香りや味わいについて語り合い、同じお茶を飲んでいるにも関わらず、それぞれの個性が色濃く反映された表現に感心しました。他者の視点や感じ方に触れることで、自身の感性が広がる素晴らしい機会となったようです。
参加者の感想
このように、参加者は「抹茶の品種ごとの微妙な違いを実感でき、農家の思いに触れながら自分自身を深く見つめる体験ができた」と述べるなど、非常に満足のいく時間を過ごした様子です。また、「言語化するプロセスを大切にし、自分の生活に応じた表現が重要だと学びました」といった声も聞かれました。
次回の開催情報
「クラフトフルネス」プログラム第3回は、静岡で伝統的な木工技術を継承する百瀬聡文氏をゲストに迎え、木や素材に向き合う新たな体験が予定されています。木を削ることに集中し、触覚を大切にした時間が待ち受けています。
このように、五感を刺激する新しい学びの場が提供されることで、多くの人が自己の感性を再発見し、日常の中での「気づき」を大切にするきっかけとなるでしょう。