新たな福利厚生アプリ「EEFUL DB+」の登場
介護・福祉業界における人材不足や高い離職率といった課題は、業界全体で長年抱えている大きな問題です。株式会社emome(エモミー)は、これらの問題を解決すべく、低コストで導入できる新しい福利厚生アプリ「EEFUL DB+ 福利厚生くん」の提供を開始しました。月額500円という手頃な価格で、初期費用もゼロという、このアプリは職員本人だけでなく、その二親等以内の家族も利用できる点が特長です。
介護現場の現状
介護業界では、経営者が「給与を上げたいができない」と感じることが多く、これは職員の生活水準や仕事の意欲にも影響を与えています。このような状況下で、emomeは「給与の向上だけでは解決にならない」という考え方を基に、職員の生活をサポートすることで現場を支える新たな福利厚生サービスを開発しました。このサービスを通じて、職員が安心して働くことができる環境を整えることを目指しています。
「EEFUL DB+」の特徴
このアプリの主な特徴には、以下の5つがあります。
1.
低コスト設計:月額500円・初期費用ゼロなので、小規模法人でも導入しやすい。
2.
家族利用可能:配偶者や子ども、両親、祖父母、きょうだいも対象とし、広い範囲で生活支援を行います。
3.
全国10万店舗以上で利用可:飲食店や映画館など日常的な店舗で割引が受けられるため、利用者の生活に実質的なメリットを提供。
4.
全てスマホで完結:アプリの使用はスマートフォン上で行われるため、管理部門の工数を大幅に削減。
5.
メンタルケアの支援:ストレスチェック機能を2025年に無償提供予定で、職員のメンタルヘルス向上を目的としています。
期待される効果
このアプリの導入によって期待される効果は、職員の生活の安定、モチベーション向上、離職率の低下、定着率の向上、採用における魅力向上、及び管理コストの削減などがあります。職員が安心して働ける環境が整うことで、自然と利用者に対するケアの質も向上することでしょう。
emome代表のコメント
代表取締役の森山穂貴氏は、「介護現場の質を高めるためには、まず働く人が安心して暮らせることが重要です。職員の生活が安定し、余裕が生まれることで、利用者へのケアの質も向上します。この『福利厚生くん』を通じて、より良い施設づくりのお手伝いをしたい」とコメントしています。
会社の情報
株式会社emomeは2023年4月に設立され、超高齢社会に対応する持続可能なケアシステムの創造を目指しています。介護事業の運営・プロデュースに加え、映像を使ったレクリエーション事業「シニアカレッジ」などの展開を行い、介護事業所の魅力向上に向けた取り組みが進められています。会社の基幹戦略である「CCRCC」は、地域に根差した包括的なケアインフラの構築を目指しており、このアプローチにより高齢者が安心して暮らせる環境が整えられることを期待しています。