株式会社サイカが新しいブランド選択分析ソリューション『XICA COMPASS』を提供開始

新たな分析ソリューション『XICA COMPASS』の登場

株式会社サイカが2024年8月21日に発表した新しいソリューション『XICA COMPASS』は、消費者が選ぶブランドの理由を分析し、企業が注力すべき要素を明確にするための革新的なツールです。企業やマーケティング担当者にとって、どの要素がブランド選択に影響を及ぼしているのかを深く理解できる手段を提供します。

『COMPASS』の詳細

この日本での新たな試みである『COMPASS』は、競合他社との間で消費者のブランド選択メカニズムを解明する仕組みを持っています。具体的には、「生活者属性」や「マーケティング4P」(商品・価格・プレイス・プロモーション)、「CX」(顧客体験)、「ブランド資産」の要素を比較し、どれに投資することで自社ブランドの選択率が向上するかを数値で示します。

定量的な評価が可能なため、これまで曖昧だった選定理由を明確にし、マーケティング施策の成功に向けた具体的な指針を提供します。これにより、企業はより効果的な戦略を立てやすくなります。

開発の背景と目的

サイカは、過去に270社以上のクライアントに対してMMM(マーケティング・ミックス・モデリング)ソリューション『XICA MAGELLAN』の提供を行ってきました。しかし、実施した調査では、多くの企業がMMMを利用する中で課題を抱えていることが判明しました。これを受けて、無視できない新しいマーケティング課題に対応するためのシステムが求められていました。

『COMPASS』は、消費者行動の複雑性や変化に対応し、ブランド選択をより深く理解するために開発されました。マーケティング環境がますます変化する中で、企業が何を優先し、どこにリソースを投じるべきかを明示的に示すことが目的です。

利用のメリット

COMPASSを通じて得られるデータは、マーケティング戦略や新商品の開発、さらにはリブランディングにおいても活用可能です。このツールを使用することで、企業は環境の変化に柔軟に対応できるようになり、自社の成長に寄与する投資判断が下せるようになります。

マーケティングアジェンダでの発表

また、2024年6月20日には、トリドールホールディングスの南雲克明氏をゲストに迎え、マーケティングアジェンダで発表したセッションが行われました。この機会に、COMPASSの役割や、丸亀製麺との共同プロジェクトについて詳しく議論され、アジェンダアワードの1位も獲得したことから、その影響力が際立ちました。

イベントレポートも公開されており、COMPASSの実用性を実証する内容が盛り込まれています。

今後の展開

サイカは今後もデータドリブンな意思決定を支えるサービスを拡充させていく方針です。『XICA COMPASS』は、企業が競争力を高めるための重要な武器となるでしょう。データサイエンスの視点から、企業のマーケティング活動を最大化し、持続的な成長を支援するために、今後の発展が期待されます。

これからのマーケティングにおいて、データを基にした意思決定がますます重要になる中で、『COMPASS』の登場は業界に新たな風をもたらすでしょう。詳細については、サイカの公式ウェブサイトをご覧ください。