高校総体山口県予選の新たなインターネット動画配信
2024年8月13日、テレビ山口株式会社が高校総体山口県予選をインターネット動画配信し、株式会社Jストリームの技術を活用した新たな広告モデルを発表しました。この取り組みは、新型コロナウイルスの影響で従来の方法では実施できなかったイベントを復活させるために始まりました。2021年には特別番組「夢の舞台へ」を制作し放送し、2022年度からはその枠を拡大。2023年度からは、ネットの利点を活かし、取材した映像素材を再編集して新たな視聴体験を提供しました。
新たな配信で考えたビジネスチャンス
従来のテレビ放送に加え、インターネット配信が実施されたことで、より多くの視聴者に高校生たちの熱戦を届けることができるようになりました。特に、バレーボールやバスケットボール、バドミントンなど16競技の映像を配信し、視聴者の反応を得ることができました。しかし、再生回数は目標にやや届かなかったものの、広告に関してはCTR(クリック率)が高い結果が得られたとのことです。この高いCTRは、視聴者が狙ったターゲット層である高校生とその保護者に向けられた配信だったことが要因と考えられています。
自社の強みが生かされた動画配信
このインターネット動画配信は、J-Streamの「Equipmedia」の導入により実現しました。従来のYouTubeなどのプラットフォームでは、自社スポンサーの広告を自由に流せず、そのため自社サイトでの配信が有効とされていました。Jストリームの提案を受け入れ、インターネット上で自社のコンテンツを自由に配信できる仕組みを構築したことは大きな決定でした。
専門知識が必要ないシンプルさ
J-Stream Equipmediaは、特別なITリテラシーがなくても利用できるように設計されているため、誰でも直感的に扱うことが可能です。これにより、動画共有プラットフォームのニーズに応えつつ、企業が必要とする機能を網羅したサービスが提供されています。
ブランド向上と新たな収益モデル
引き続き、2024年度も動画配信は続けられ、社内およびスポンサーからの高評価を得ています。テレビ放送とインターネット動画配信を組み合わせたセットプランは、より効果的に広告費用を捻出し、収益化を図る新たなビジネスチャンスにつながっています。自社のウェブサイトでの動画配信は、ブランドの向上にも寄与し、地域の高校生たちを応援する姿勢を強固にしていくことでしょう。
このように、テレビ山口の高校総体のインターネット配信は、ただの動画配信にとどまらず、地域の若者たちに夢を与え、新たなビジネスチャンスを生む重要なツールとなっています。