大学発スタートアップ支援の新たな波:GTIEとの連携研修
2025年6月18日、アクシスコンサルティング株式会社は、大学発スタートアッププラットフォーム「Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)」に所属する大学教員や起業支援人材を対象にしたワークショップを実施しました。本研修のテーマは「GAPファンド申請前に必要な基礎知識~ビジネスモデルキャンバス編~」。このワークショップは、参加者が起業に向けての基礎知識を身につけ、実践的なスキルを磨く絶好の機会となりました。
GTIEの目的と背景
GTIEは、東京大学、東京科学大学、早稲田大学を中心に設立されたプラットフォームで、スタートアップの育成を目指しています。首都圏の大学や地方公共団体、ベンチャーキャピタル、アクセラレーターなど多様なステークホルダーが連携しており、この取り組みはスタートアップエコシステムの形成に寄与しています。
本研修の受講者は、GTIEに所属する教員や起業支援者であり、彼らはスタートアップを立ち上げる際に必要な知識を深めることを目的として参加しました。具体的には、市場分析や競合分析、事業計画書の策定など、ビジネスに欠かせない基礎を学びました。
実践的なワークショップの内容
参加者はランダムに編成されたチームに分かれ、実践型のワークショップを通じてさまざまな課題に取り組みました。講師として参加したコンサルタントがフレームワークを用いた事業推進の方法を示し、各チームに対して具体的なアドバイスを行いました。実際の研究テーマをもとにビジネスモデルキャンバスを埋めることで、具体的なビジネスアイデアが生まれていきました。
当日の様子では、4名の大学教員が研究テーマを発表し、他の参加者からフィードバックを受ける場面が見られました。この意見交換を通じて、参加者は自身の起業活動に役立つヒントを得ることができ、今後取り組むべき課題を整理する機会となりました。
受講者の反応
参加者からは、様々な声が寄せられました。パートナー企業の選定や提供価値の具体化、関係者からの意見収集への意識が高まったといった意見があり、参加者自身が成長を実感する場面が多く見受けられました。
「技術の応用先を考える際には、具体的な製品イメージを思い描いていきたい」と語る研究者もおり、各自がプロジェクトを進めるための方向性をしっかりと見定めている印象を受けました。
まとめと今後の展望
このワークショップを通じて、参加者はビジネスモデルキャンバスを活用した実践型の学びを得ただけでなく、他の研究テーマへの関心を深め、積極的な意見交換を行いました。このような協力体制は、スタートアップ創出に向けた新たな視点と刺激となることでしょう。
アクシスコンサルティングは、引き続き大学発スタートアップの成長を支援し、登録コンサルタントの専門性を最大限に活用していく方針です。今後も多くの事業者がスタートアップエコシステムの一部として成長できるよう努めて参ります。
開催概要
- - イベント名:GAPファンド申請前に必要な基礎知識~ビジネスモデルキャンバス編~
- - 主催:アクシスコンサルティング株式会社
- - 日時:2025年6月18日(水)午後2時~4時
- - 会場:東京科学大学田町キャンパス4階ラウンジ
- - 参加人数:15名
この取り組みが、新たなスタートアップ時代の幕開けを感じさせるものであったことは間違いありません。