危険物物流の拠点「プロロジスパーク古河6」完成
三和建設株式会社が手掛けた「プロロジスパーク古河6」が12月25日に竣工しました。この施設は、茨城県古河市に位置し、危険物を取り扱う企業向けの大規模倉庫として設計されています。
施設の概要
この新しい物流拠点は、8棟の倉庫とその付属棟から成り立ち、総延床面積は約2,700坪(約8,900㎡)。化粧品やアルコール類など、注意が必要な危険物の保管に特化しています。入出庫作業の効率化を図るために独自のワンウェイ車両動線を採用しており、さらには最新の消火設備や電気系統の管理方法を採用しています。
特に、水害に対するBCP対策が講じられており、安全性の高い物流環境を整えています。また、奥行5メートルの庇を設けているため、雨天時でも荷降ろし作業がスムーズに行えるのが強みです。
三和建設とプロロジスの連携
このプロジェクトは、三和建設とプロロジスが協力して作り上げたもので、両社の豊富なノウハウを活かして、顧客のニーズに細かく対応できる倉庫群を実現しました。すでに全棟について、株式会社丸和運輸機関が入居することが決まっており、ドライ倉庫と一体運用される予定です。
社内見学会と勉強会
竣工前の11月20日、21日にはプロロジスの主催で見学会が実施され、三和建設の社員も参加しました。特に設計や工事部門の担当者は、自らが手掛けた施設を間近に見たり触れたりしながら学ぶ貴重な機会となりました。また、12月11日には、設計や工事の担当者を対象に社内勉強会が行われ、参加者からは「他プロジェクトを思い浮かべながら見学できて非常に有意義だった」といった感想が寄せられました。
今後の展開
三和建設は、2月からこの「プロロジスパーク古河6」の隣接地に新たな危険物倉庫10棟からなる「プロロジスパーク古河7」の建設を開始します。さらに、関東地方では他にも4件の危険物倉庫プロジェクトが進行中で、地域の物流インフラ強化に寄与します。
RiSOKO®と三和建設の挑戦
三和建設は、特殊機能倉庫の設計・施工に特化したブランド「RiSOKO®」を展開しており、積み重ねた実績と高度な専門性を背景に、顧客に最適な物流環境を提供し続けます。法令遵守を徹底すると共に、安全・安心な物流システムの構築を目指しています。
会社概要
三和建設は1947年に設立され、大阪市を拠点に総合建設業を営んでいます。これからも高度な技術と豊富な経験を活かし、更なる成長を目指していきます。