成女高等学校が新たに開講した「リーダーシッププログラム」の全貌

東京都新宿区に位置する成女高等学校では、360°キャリア探究の一環として、「リーダーシッププログラム」を新たに設けました。このプログラムは、ただ一人のリーダーの下で動くのではなく、チーム全員がリーダーシップを発揮できることを目指しています。この授業の核となる考え方や具体的な内容について詳しくご紹介します。

リーダーシッププログラムの目的

成女高等学校のリーダーシッププログラムでは、個人の意見を尊重しながら、集団としての目標達成に向かう姿勢を身につけていきます。つまり、単なる行動力を求めるのではなく、一人ひとりが持つ意見やアイディアをもとに、効果的なコミュニケーションをとることが重要です。このプログラムは、学生たちが将来社会へと羽ばたくために必要な力を養うことを目的としています。

教育の背景

本校では、360°キャリア探究を通じて学力だけでなく、探究心や非認知能力を育む教育を実施しています。その一環として昨年度より、必修科目「表現プログラム」に加えて選択科目「リーダーシッププログラム」を新たに開講しました。生徒たちが自己表現力を身につけることから始まり、意見を持つこと、コミュニケーションを図ることが、最終的にはチームの目標達成に繋がるようカリキュラムが構築されています。

プログラムの詳細

導入編（前半）

プログラムは、まず「自分の意見をつくる」ことから始まります。生徒たちはフレームワークを用い、意見を構築する方法を学びます。その後、意見交換を円滑に行うためのグループワークが行われ、協力し合いながら自身の意見を発信する力を高めていきます。

実践編（後半）

後半では「人を動かすために自分を動かす」というテーマに基づきます。最初に、リーダーシップは才能ではなく行動であることを認識した上で、身近な事例を使用しながら実践的な学びを進めていきます。このプロセスは、周りに良い影響を与えるだけでなく、自身の成長にもつながる循環的なものであると考えています。

講師陣

このプログラムでは、学校の探究科と表現科での経験をもとにした教員と、ハーバード・ケネディスクールのメソッドを基に活動するリーダーシップコーチの水上雅人先生が教えてくれます。専門的な視点での指導が、学生たちにとっての大きな刺激となるでしょう。

まとめ

成女高等学校が新たに開講したこのリーダーシッププログラムは、未来のリーダーを育てる重要な試みです。生徒たちが自己表現し、意見を尊重し合いながらチームとしての目標に向かう力を育むことで、将来必要とされるスキルを身につけることに寄与しています。このプログラムの実施により、社会に出た際の能力向上を期待しています。これからの成女高等学校の取り組みから目が離せません。

会社情報