Fastlyの新機能「Attack Insights」がDDoS攻撃を可視化
グローバルエッジクラウドプラットフォームであるFastlyが、DDoS(分散型サービス拒否)攻撃対策に新しい機能「Attack Insights」を追加しました。この機能の導入により、企業のセキュリティチームはDDoS攻撃に対するリアルタイムの情報を得ることができ、攻撃の効果的な緩和が実現されます。
DDoS攻撃のリスクと対策
DDoS攻撃は、特にアプリケーションやAPIがターゲットになることが多く、大きなダウンタイムを引き起こす要因とされています。サービスの稼働が中断されることで、企業は直接的な収益の損失を被ることがあります。このような状況では、迅速な対応が不可欠となります。
FastlyのDDoS Protectionは、数秒以内に攻撃を緩和する能力を持っていますが、特に自動化されたソリューションの効果を確認するための視覚的な情報が不足している、という課題に対処することが求められていました。今後、この「Attack Insights」により、セキュリティチームはDDoS攻撃に関する詳細なデータを手に入れることが可能となり、効果的な対策を講じやすくなります。
Attack Insightsの主な機能
新機能「Attack Insights」は、以下のような主要な機能を提供します:
- - イベント機能: 特定のDDoS攻撃を識別し、リアルタイムで脅威の状況を把握できる。
- - イベント詳細機能: 攻撃の属性に関する詳細情報、トラフィック概要、緩和措置などを提供。
- - ルール詳細機能: 一時的な緩和ルールとその効果を表示し、正当なトラフィックへの影響を避けられるようにする。
これらの機能により、組織はDDoS攻撃に対する高性能な防御を実現し、透明性のある情報を通じてセキュリティ対応を最適化できます。
お客様の声
ウェブサイト最適化専門の企業Yottaaにおいては、同社のクライアントサービス担当バイスプレジデントであるベン・トラフトン氏が「Fastly DDoS Protectionの機能に感銘を受けており、その効果を実感しています。Attack Insightsにより、レポート作成が迅速化し、お客様の安全が強化されています。」と述べています。
また、FastlyのChief Product Officerであるキップ・コンプトン氏は「Attack Insightsは、専門的なセキュリティ知識がなくても、効果的な対策を理解しやすくし、組織に透明性を提供します」と話し、さらなる信頼性の向上を図っています。
セキュリティの強化と運用の簡素化
FastlyのDDoS Protectionは、特殊な設定や深いセキュリティ知識がなくても、自動的にリアルタイムで脅威を緩和することが可能です。利用者は、どの攻撃がブロックされ、その理由が何であったかを詳細に確認することができ、特有のAttribute Unmasking技術により損害を防ぐ仕組みが整っています。
さらに、Fastly DDoS Protectionによって軽減された攻撃トラフィックに対し、追加料金は発生しません。予測可能な料金体系を維持し、予期せぬコストが発生しないよう設計されています。これにより、企業は簡単に自社のウェブサイトやアプリケーションを守ることが可能になります。
今後の展望
Fastlyは「Attack Insights」を早速提供開始しており、DDoS ProtectionはFastlyアカウントに容易に追加できます。この機会に、企業は自らのセキュリティ体制を見直し、効果的なDDoS対策を導入することをお勧めします。詳しい情報は
Fastlyの公式サイトをご覧ください。
Fastlyについて
Fastlyは、エッジクラウドプラットフォームを通じて世界のトップ企業のオンラインエクスペリエンスを向上させる取り組みをしています。日本国内では、著名な企業がFastlyのサービスを通じて安全かつ効率的なインターネット体験を享受しています。詳細は
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