富士ソフトが新たなAI通訳機「ポケトーク S2」を発売
富士ソフト株式会社は、ポケトーク株式会社が開発したAI通訳機「ポケトーク S2」の販売を、2024年11月27日から開始することを発表しました。この新しい機器は、インバウンド需要や外国人労働者の増加に応じて、多言語での効果的なコミュニケーションをサポートします。
シンプルな操作で言語の壁を越える
「ポケトーク S2」は、ボタンを押して話すだけで通訳ができるという非常に簡単な操作性を備えています。これにより、接客サービスの現場や、さまざまな国籍の人々が集まる職場でのスムーズなコミュニケーションが可能になります。日本の製造業では、特に多言語対応が求められており、このAI通訳機はそのニーズに応えます。
厚生労働省のデータによれば、製造業では約55万人もの外国人が働いており、言語の壁を越えることがますます重要になっています。富士ソフトはこの市場に注目し、迅速な翻訳ができるツールを展開していく方針です。
次世代機能の強化
「ポケトーク S2」は、次世代機であることが特徴の一つです。選択した2つの言語のどちらで話したか自動的に判別する双方向自動翻訳機能を搭載しています。この機能により、会話中の翻訳方向を気にすることなく、ストレスのないコミュニケーションが実現します。また、セキュリティ面でも強化されており、会話の履歴など重要な情報をしっかりと保護します。
特に、世界170以上の国と地域で利用可能になることは、海外での使用シーンを大きく広げます。加えて、バッテリーの持ちも良く、1回の充電で最大7日間の使用が可能です。
フィールドワークの革新
富士ソフトは、これまでもハードウェアとソフトウェア両方の最新技術を駆使し、日本の製造業の支援を行ってきました。この「ポケトーク S2」は、製造現場をはじめとする多様な分野での利用が期待されています。ポケトーク株式会社との資本業務提携により、さらなる市場開拓も進めていく意向です。
これにより、多言語対応が急速に高まる中、富士ソフトは新たなビジネスチャンスを獲得することを目指しています。また、これまでの導入実績を活かして、さらなる販路拡大に向けた取り組みも継続して進めていくとしています。
まとめ
「ポケトーク S2」は、使用者のニーズに合ったシンプルな操作性と強力な機能を兼ね備えています。富士ソフトが提供するこの通訳機は、コミュニケーションの効率化を図り、言語の違いを乗り越えるための頼もしいパートナーとなることでしょう。2024年の発売を心待ちにしている多くの方々にとって、重要なアイテムとなることは間違いありません。