福岡県福智町で母子手帳アプリ『母子モ』が導入
福岡県田川郡福智町に、母子手帳アプリ『母子モ』が7月1日(火)より提供開始されました。このアプリは、子育ての支援を目的に、地域全体での育児サポートを強化することを目指しています。
福智町は「子育てを支える地域環境の構築」を基本目標に掲げており、妊娠期から生育期までの切れ目ないサポートを充実させています。新たに導入された『母子モ』は、紙の母子健康手帳のデータをデジタル化し、全国で730以上の自治体で採用実績のある信頼性の高いアプリです。
このアプリでは、予防接種のスケジュール管理や健診結果の持ち運び、地域情報の配信が簡単に行えます。また、データはクラウドで管理されるため、災害時の紛失にも安心なバックアップ機能を持っています。さらに、他の地域への転居や機種変更時でもスムーズに利用を続けることができる利便性も特徴です。
2025年10月には、新たな機能として『子育てDX』の「質問票サービス」と「オンライン予約サービス」が追加される予定です。これにより、より多くの家庭での子育てがしやすくなることが期待されています。
地域密着型の支援
福智町は、妊娠・子育て世帯に対し手厚い支援を行っています。スタッフが直接訪問する「福智町子育て世帯訪問支援事業」では、妊婦家庭や育児家庭に向けた家事サポートや育児支援が行われています。さらに、病児保育の利用料は全額助成され、経済的な負担軽減にも取り組んでいます。
この度の『母子モ』の導入は、町の取り組みをより便利に活用してもらうための新たなツールとして、育児関連情報を提供するものです。妊娠中のママ向けには体重記録機能や育児・生活情報の配信、家族とのデータ共有などが提供され、利便性が大幅に向上しています。
育児日記や情報提供機能
アプリには、「できたよ記念日」といった育児日記として使える機能も搭載されています。これは、子どもの成長の記録を写真やメッセージと共に保存でき、成長の目安にも役立ちます。また、アプリは、新型コロナウイルスなどの影響で社会環境に変化が起こった場合にも、自治体からの必要な注意情報やアドバイスを迅速に届ける役割を果たします。
町長からのメッセージ
福智町の黒土孝司町長は、「妊娠期から子育て世代まで切れ目のない支援を通じて、こども・若者が夢を描ける町づくりに取り組んでいく」と語ります。アプリの導入によって、育児・生活に関する情報を費用負担なく提供し、地域の支援を背後で支える体制を整えています。
まとめ
『母子モ』の利用は、スマートフォンやタブレット、PCから簡単にアクセスできます。2025年にはさらに機能が拡充され、育児家庭の支援が今後ますます充実していくことが期待されています。福岡県福智町で提供されるこのアプリは、すべての家庭にとって必要不可欠なツールと言えるでしょう。アプリはApp StoreやGoogle Playで無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。