アルミ削り出しデザインの新たなミラーレスデジカメ「FUJIFILM X-E5」登場

富士フイルム株式会社が、最新のミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E5」を発表しました。2025年8月に市場に登場予定のこのカメラは、同社の「Xシリーズ」として初めて、全てをアルミ削り出しで仕上げた軍艦部を採用し、高品位な外観を実現しています。アルミ削り出しにより、滑らかな金属質感を味わえるだけでなく、カメラを手に取る際の剛性感をも向上させています。

「X-E5」の魅力の一つは、その軽量・コンパクトなボディです。質量はわずか445g（バッテリーとメモリーカードを含む）で、持ち運びに便利なサイズを実現。また、裏面照射型約4020万画素の「X-Trans™ CMOS 5 HR」センサーを搭載しており、高速画像処理エンジン「X-Processor 5」との組み合わせにより、シャープで高画質な写真を簡単に撮影できます。

このカメラは、特に「Xシリーズ」の魅力を体現したデザインと機能が融合しています。右手のみでのダイヤル操作が可能なレンジファインダースタイルを採用し、撮影時には没入感を得やすい設定がされています。さらに、新搭載の電子ビューファインダー（EVF）では、シンプルでレトロなビューモード「クラシック」が体験でき、従来のフィルムカメラを彷彿とさせる構図や操作感覚を得ることができます。

また、5軸・最大中央7.0段/周辺6.0段に及ぶ強力なボディ内手ブレ補正機能も兼ね備えており、さまざまなシーンでの撮影をサポートします。デジタルテレコン機能により、最大2倍のズームも可能で、高解像センサーを活かしてズーム時でも繊細な解像度が保持されます。

「X-E5」の背面には、撮影スタイルに合わせて角度を調整できる3.0型104万ドットのチルト式液晶モニターを搭載し、普通のスナップから自撮りまで、多様な撮影シーンに対応可能です。また、最高で6.2K/30Pの動画撮影も実現し、高品質な動画も手軽に制作できます。

最先端の技術を駆使した自動焦点（AF）機能も新たに強化されています。動物や鳥、自動車など、選択した被写体に特化したAF設定が用意され、素早く、かつ正確に対象物を捉えることができます。これにより、被写体を選ぶことで、より自由に撮影が楽しめます。

「FUJIFILM X-E5」は、写真撮影の楽しさを引き出すためのデザインと機能が優れたハーモニーを奏でるカメラです。その完成度の高いプロダクトデザインは、写真愛好者はもちろん、初めてデジタルカメラを使う方にも嬉しい固定観念を壊す体験を提供します。さらに詳しい情報は、富士フイルムの公式サイトで確認できます。発売に先立ち、多くの期待が寄せられています。