株式会社河辺商会が新たに設立した『成形の窓口』で樹脂成形課題を解決

河辺商会が開発した『成形の窓口』の概要

株式会社河辺商会は、2024年8月10日に、プラスチック製品の製造業者向けに新しいサービス『成形の窓口』を立ち上げることを発表しました。このサービスは、樹脂成形に関するさまざまな課題を特定し、独自の技術を用いて解決することを目的としています。特に、美観を損なわずにコスト削減や環境への負担を軽減することにフォーカスしており、業界内のニーズに応える仕組みです。

『成形の窓口』のサービスフロー

このサービスを利用する企業は、以下のフローで課題解決に向けたアプローチを行います。

1. 課題の洗い出し: 美観、コスト、環境負荷などの観点から、樹脂成形に関連する問題点を特設フォームから送信します。
2. ヒアリングシートの受取り: 担当者が課題の詳細を把握するため、ヒアリングシートを送信し、必要に応じてミーティングの日程候補も提示されます。
3. 解決策の提案: フォームへの入力内容とヒアリング結果に基づいて、具体的な解決策を提案する文書が送られます。
4. プロジェクト化: 河辺商会の対応可能な地域であれば、提案内容を基にプロジェクトを進めていきます。

このような流れで専門性を生かしたオーダーメイドのサポートが提供されるのです。

対象企業と課題

『成形の窓口』の利用対象となる企業は以下のような業種が考えられていますが、特に以下のような条件を満たす企業が多いです。

- プラスチック関連商材を扱う製造メーカー、商社、バイヤー
- 外観商品における環境負荷やコストに関する課題を持つ企業
- コスト削減の可能性を探りたい企業
- プラスチック成形工法、樹脂選定、試作開発、金型製作に関する質問がある企業
- OEM先を探している企業
- 支援内容を選択したい企業（開発のみ、設計支援のみなど）

なお、検討工数によっては有償対応が必要となるケースもあるため、注意が必要です。

河辺商会の歴史

河辺商会は1955年に創業し、関西地方の家電メーカー向けにプラスチック部品を製造することからスタートしました。その後、2000年以降は多様な分野に拡大し、2016年にはタイに海外支社を設立。また、2020年には自社商品として初の製品『CHOPLATE』を発売し、累計販売数を記録しています。加えて、同社はシマノものづくり大賞や大阪府のものづくり優良企業賞など、数々の賞を受賞しており、その実績は業界内外から高く評価されています。