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大阪のクリエイティブ集団「うたみな」が法人設立

大阪府に本拠を置く広告企画事務所「うたみな」が、社会課題の解決に向けた新たなスタートを切りました。2013年から活動を続けている同社は、5周年を迎え、この度「株式会社うたみな」を設立し、本日より営業を開始します。スローガンには「Contents for Social Good」を掲げ、これからも社会に貢献するコンテンツの企画制作を核にした事業展開を目指します。

これまでの実績と取り組み

「うたみな」は、SDGs（持続可能な開発目標）やCSV（Creating Shared Value）経営、地域ブランディングなど、さまざまな社会課題に取り組んできました。最近の成功事例の一つには、パナソニックと福井県あわら市の協働事業、宅配ボックスを使った「再配達がない街をつくろう！」の実証実験があります。これはグッドデザイン賞を受賞し、広告換算費で10億円を超える話題を呼び、宅配ボックスの売上にも大きく寄与しました。

また、大阪府大東市のブランドスローガン「大都市よりも大東市」も同社の手で作成され、市民とのワークショップを通じて地域の声を反映したものとなっています。このスローガンに基づく公民連携のまちづくり会社に関しても、ブランディングや企業サイトの構築を支援してきました。地域の特色を生かした取り組みが評価されています。

今後の展望

「うたみな」は、これまで受託案件に多くのリソースを割いていましたが、今後はより積極的に「自社コンテンツの開発」や、パートナー企業との「事業コンテンツ開発」へとシフトしていく方針です。その第1弾として、今秋よりナレッジキャピタルにおいて『CSV経営のためのソーシャルビジネス塾（略称：ソー塾）』を企業担当者向けに開催する予定です。このプログラムは、参加企業が自らのビジネスにCSVの視点を組み込むための手助けをする内容となっており、社会課題の解決だけでなく、企業の持続可能な成長にも寄与することを目指しています。

このように、「うたみな」の取り組みは、社会と企業、双方に良い影響をもたらすことが期待されており、広告業界における新たな役割を果たす企業として注目されています。これからの展開から目が離せません。

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