みんなのケア情報学会 第6回年次大会
ケアの新しいかたち
2023年10月28日、東京で開催される「みんなのケア情報学会 第6回年次大会」では、AI(人工知能)とXR(拡張現実)がもたらす「ケアと学びの新しいかたち」について、市民が参加しながら意見を交わすイベントが展開されます。この大会は、様々な世代や専門性を超え、共に語り合う場として位置づけられており、誰もが自己の声を発信できる場でもあります。
新たな時代のケアの在り方を模索するため、以下のテーマに基づいたプログラムが組まれています。
1.
市民の参加を促す科学的な議論
2.
認知科学から見た教育の未来
3.
AIと人の学びの相互作用
4.
地域コミュニティの構築
5.
VRを用いた深い認知体験
6.
心身健康ケアにおけるテクノロジーの利活用
年次大会の意義
本大会は、市民と専門家が一堂に会しての対話を重視しています。これまでの「みんなの認知症情報学会」から改名し、全ての生活段階に対応する「みんなのケア情報学会」として生まれ変わりました。
具体的には、地域社会が直面する少子高齢化や孤立化といった課題に向き合い、市民の個性に寄り添った新たなケアの制度設計と学びを志向しています。
多元的なAIとXR技術の利活用によって、「ケア」の質を向上させながら多世代にとって有意義な学びの機会をもたらすことが目指されています。
大会の概要
日時と場所
- - 日付: 2023年10月28日(土)
- - 時間: 10:10~17:10
- - 会場: 日本臓器製薬九段ビル(東京都千代田区)
- - ハイブリッド形式: 感染症対策のため、対面ならびにオンライン参加が可能
プログラム
午前の部は現地でのインタラクティブセッション(ポスター発表)を実施。午後には、基調講演やさまざまなシンポジウムが進行し、ここで得られた知見は今後のケア実践に活かされます。
特に、基調講演には元慶應義塾長の安西祐一郎氏が登壇予定で、「心のエンジン」に焦点を当て、みんなが心豊かに生きるための知恵と力を寄せて私たちの未来を考えます。
スペシャルイベント
この大会では、参加者がVRを利用した体験を通じて、認知の拡張や新たな視点を得ることができる特別なブースも設定されています。没入感あふれる体験を通じて、実践的な行動変容を引き起こすことを目的としています。
参加申し込みと費用
参加者は、登録を行い、地域のケアへの新しいアプローチを学び、共創する機会を得ることができます。一般参加者は10,000円、市民会員は3,000円と、参加しやすい価格設定となっており、詳細なプログラム情報や申し込み方法については公式サイトから確認できます。
主催者は、一般社団法人みんなのケア情報学会で、他の各種団体とも連携し、幅広い参加者の声を集めることを目指しています。新たな「ケアのかたち」を共に考え、議論する貴重な場となることが期待されるこの大会。関心のある方はぜひ参加を検討してみてください。