2026年6月11日、カバ原産地呼称統制委員会は、スペイン・ビラフランカ・デル・ペネデスにて総会を開き、D.O.CAVA初の女性会長としてマルタ・ビダル氏が選出されました。これにより、ビダル氏は重要な役割を担うこととなります。彼女は任期の4年間、CAVAのブランドの向上を目指し、新たなロードマップを推進する予定です。
ビダル氏はカバ業界に対して強い情熱を持っており、任期中はブドウ畑の価値向上や業界内での信頼構築を掲げています。新たなリーダーとして、彼女は熱意、謙虚さ、敬意を持ち、CAVAの未来に向けた責任を受け入れると述べています。
彼女の選出は、ブドウ栽培農家とワイナリーの代表者からなる総会メンバーの圧倒的な支持を受けてのもので、業界全体として同じ目標を共有することが重要だと強調しています。また、副会長にはダビ・センドラ・アングレス氏が選ばれ、彼もビダル氏と共に4年間の任期に就きます。
D.O.CAVAは現在、輸出の70%以上を占めており、スペインで最も多く輸出される原産地呼称です。約38,000ヘクタールのブドウ畑と6,200軒のブドウ農家、349のワイナリーを持ち、CAVAは世界100カ国以上で流通しています。また、持続可能で高品質なスパークリングワインを生産しており、多彩な料理との相性でも評価されています。
さらに、D.O.CAVAはCAVAの価値を多角的に高めるため、日本では2022年に7月12日を「国際CAVAデー」として登録し、食文化との関連を深めるプロモーションを展開してきました。
ビダル氏はペネデス地方出身で、経営管理学の学位を持ち、銀行業界でのキャリアを経て、2017年にバルセロナ近郊のワイナリー「Vallformosa」のCEOに就任しました。彼女の経営経験とCAVAへの深い理解が、新しいリーダーシップに期待をかけられています。
D.O.CAVAは、CAVAの品質を保護し、国際的なブランド宣伝を行う公法法人で、ワイン製造のプロセスに徹底的に取り組んでいます。また、オーガニックワインの生産にも力を入れており、2025年からはスペリオルクラスのカバが100%オーガニックとなります。
これらの取り組みとマルタ・ビダル氏の積極的な方針が、CAVAのブランド価値をさらに向上させることが期待されています。業界全体の発展と国際的な認知向上に向けた新たなチャレンジが始まるのです。多くのワイン好きがその動向に注目しています。これからの4年間、D.O.CAVAがどのように成長していくのか見逃せません。