人材投資がもたらす従業員エンゲージメントの向上
2023年度の「A&Iエンゲージメント標準調査」の結果から、株式会社アジャイルHRと株式会社インテージは、人材投資に積極的な企業における従業員エンゲージメントの高さを示す興味深いデータを公表しました。これは、企業の経営層が教育や福利厚生の整備に力を入れているかどうかが、社員の働きがいや意欲にどのように影響するかを示しています。
調査の背景と目的
この調査は、毎年実施されるもので、従業員のエンゲージメントを測定するための調査票を基本にしています。エンゲージメントは「ワークエンゲージメント」と「組織コミットメント」という二つの要素から成り立っており、その影響因子として「仕事の資源」と「価値観・ビジョンの共有」が挙げられます。さらに、本年度の調査では人材投資に関する設問を追加し、より詳細な分析を行いました。
人材投資とエンゲージメントの関係
調査結果によると、人材投資に前向きな企業では従業員のエンゲージメントが顕著に高いという傾向が見られました。具体的には、経営陣が「人材投資に積極的である」と認識される企業の従業員は、自身のエンゲージメントを高く評価する傾向があります。このことから、人材への投資が企業文化や従業員の意欲に与える影響の大きさが明らかになりました。
継続勤務意欲との関連性
さらに、アウトカムの項目には「継続勤務意欲」が含まれていますが、人材投資への取り組みの違いがこの意欲に大きく影響することも分かりました。人材投資に積極的な企業では、従業員の多くが長期的に働き続けたいと感じており、この差異は特に顕著でした。
年代別の感覚の違い
興味深いことに、若手の社員ほど経営陣が人材投資に積極的であると感じている場合が多いというデータが示されました。この調査では20代の若手がポジティブな回答をする率が約60%に達する一方で、40代や50代ではネガティブな回答の割合が増えることが確認されています。これには、世代間の価値観や期待の違いが要因として考えられます。
まとめ
人材への投資が従業員エンゲージメントに影響を与えることが明らかにされた今回の調査。企業が戦略的に人材に投資することで、エンゲージメントを高め、従業員の働きがいを促進することが求められています。次のステップとしては、投資した人材が企業にさらに大きな価値をもたらすための仕組みを考えていく必要があります。
この調査のさらなる詳細データは以下のリンクからダウンロード可能です。
調査結果レポートのダウンロードはこちら
企業の取り組み
株式会社アジャイルHRは、OKR(Objectives and Key Results)や1on1の実施を支援するクラウドサービス「WAKUAS」を運営し、企業のパフォーマンスマネジメントを進める活動にも努めています。このように、今後ますます重要となる人材投資の観点から、企業の経営方針を見直す必要があります。