持続可能な教育
2021-07-21 13:21:44

持続可能な学校の未来を目指す次世代教員養成プログラム「TEST」が始動

持続可能な学校の未来を目指す次世代教員養成プログラム「TEST」が始動



持続可能な社会の実現に向け、次世代の教育を担うためのプログラムである「TEST」が、教員志望の大学生に向けて7月下旬から新たな活動を開始します。このプログラムは、教育実習やボランティアとは異なり、実際に学校での教育活動に参加する「学校インターン」の仕組みを導入しています。

教育界の現状と「TEST」の意義


日本の教育界では、教員に必要な現場経験が不足しているという課題があります。教育実習の期間が他国に比べて短く、多くの学生が生徒と実際に関わる機会を持てずにいます。しかし、教員としての実践的なスキルを磨くためには、現場での体験が不可欠です。さらに、教員の働き方も厳しく、過労死ラインを超える勤務時間も珍しくないなど、教員不足が深刻な問題となっています。「TEST」は、これらの課題を解決するためのプログラムとして設計されました。

プログラム内容と目的


「TEST」は、参加する学生が現場での体験を通じて得る学びを重要視しています。プログラムでは、ICTの活用や授業の見学を通じて、教育実践の理解を深めます。また、定期的な反省会や全体会議を実施し、仲間や先輩講師との交流を通じて意見を交換する場を提供します。参加者は自身の教育観を発表し、様々なフィードバックを受け取り成長できるのです。

「TEST」の実施により、教員が抱える負担を軽減することで、その結果、子どもたちにとってより良い教育環境を提供しようとする理念も掲げています。これによって、教員自身も幸福感を感じながら教育に携わることが期待されています。

参加学生の声


1次エントリー合格者の中には、幼稚園や保育園での経験を経て小学校教諭を目指す山田くるみさんがいます。彼女は現場での経験が自身の成長に必須と考え「TEST」に参加することを決めました。また、通信制の教員養成大学に在籍する鈴木桃奈さんは、より実践的な学びを求めてこのプログラムに参加しています。さらに、杉山明咲さんは、学習支援を通じて教育の意義を再確認し、より包括的に学校の機能を理解したいと考えています。彼らのような学生たちは、コロナ禍でも教育への情熱を維持しながらこのプログラムで成長を遂げています。

クラウドファンディングの実施


次世代教員養成プログラム「TEST」は、資金調達のためのクラウドファンディングを行っており、現在も支援者を募集中です。多くの人々の協力を得ることで、プログラムのさらなる発展を目指しています。支援の締切は7月31日です。

持続可能な教育の未来を切り開くために、次世代の教育者を育成するこのプログラムは、教育界に良い影響を与えることでしょう。今後の活動に期待が高まる「TEST」の詳細情報については、公式サイトをチェックしてください。

会社情報

会社名
一般社団法人lightful
住所
東京都中央区新川1-27-10-402
電話番号

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