北海道石狩市に新たな病児保育の拠点「らいおん」オープンへ
北海道石狩市に、2025年の6月、新しい病児保育室「らいおん」が誕生します。この施設は、複合型の子育て支援施設「こども未来支援拠点“あいのカタチ”」の一部として設計されており、地域に住む子どもたちやその家族にとって重要な役割を果たすことが期待されています。
病児保育の意義と目的
「病児」とは、風邪などの病気にかかり、入院するほどではないが保育園や学校に行けない子どもたちを指します。病児保育は、そんな子どもたちが安全に過ごせる環境を提供し、保護者が安心して仕事に集中できるよう支援するものです。
病児保育室「らいおん」の特徴
1. 小児科併設でスムーズな受診
「らいおん」は、同一敷地内に小児科クリニックが併設されているため、診察後すぐに病児保育室に移ることができます。これにより、子どもたちは無駄な移動をすることなく、迅速に保育を受けることが可能です。
2. 専任の保育士が常駐
施設には経験豊富な専任保育士が常に在籍しており、体調をしっかりと観察しながら、子どもたちに安心して過ごしてもらえるよう配慮しています。このような体制があることで、保護者も安心して子どもを預けられます。
3. 突発的な体調不良にも対応
保育園や学校に通う子どもが登園後に体調を崩した場合にも、「らいおん」は柔軟に対応します。保護者の代わりにお迎えに行き、そのまま病児保育室へ預けることができる「お迎え型保育」を採用しています。
「あいのカタチ」の全体像
新施設「こども未来支援拠点“あいのカタチ”」には、病児保育室の他に、児童発達支援、放課後等デイサービス、生活介護、ショートステイ、さらに地域の方々が利用できるカフェスペースなども含まれています。これらの支援を通じて、家族をトータルでサポートし、地域全体で子どもたちを見守る「愛のカタチ」を創出していきます。
地域交流の場としての機能
さらに、本施設の2階にはカフェスペースや開放的なバルコニーが設けられる予定です。ここでは、地域の飲食を提供したり、ベビーマッサージや子育てサロンを開いたりすることを計画しており、多くの交流の場が生まれるでしょう。子どもたちが自由研究のヒントを得られるようなイベントも企画されており、地域や自然と触れ合うことができる貴重なスペースです。
開所式と内覧会の予定
「らいおん」の運営を行うNPO法人ソルウェイズでは、2025年5月2日(金)から5日(月)まで11時から15時に内覧会を実施し、5月5日(月)には11時30分から12時30分まで開所式を行う予定です。家族みんなでぜひ訪れてほしいイベントです。
お問い合わせ先
この新しい取り組みに関する詳細は、NPO法人ソルウェイズ までお問い合わせください。法人所在地は、北海道札幌市中央区北十条西19丁目1番1号で、代表理事は運上佳江さんです。電話番号は011-839-1844、公式ホームページもご覧いただけます(
ソルウェイズ公式サイト)。
北海道石狩市において、病児保育室「らいおん」のオープンは、地域の子育て支援に新たな風を吹き込むことが期待されています。今後の展開に注目です。