小学館が贈る『日本の古典をよむ』シリーズのオーディオブックが登場!
小学館は、古典文学ファンに嬉しいニュースを届けます。2024年11月1日、古典の日に合わせて『日本の古典をよむ』シリーズ(全20冊)のオーディオブックが配信開始されます。このプロジェクトは、日本の古典作品を朗読し、より多くの人々がその魅力に触れることを目的としています。
古典文学との出会い
古事記から芭蕉・蕪村・一茶に至るまで、選りすぐりの古典文学作品を音声化する取り組みです。このシリーズは、2007年から2009年にかけて刊行されたもので、古典文学のエッセンスを抽出し「現代語訳+原文」で構成されています。特に、初心者にとって古典文学への足がかりとなる貴重な教材です。
今回、何百年も読み継がれてきた作品たちを順次音声化し、さまざまな世代の人々に古典文学の素晴らしさが伝えられます。音声で聴くことで、古典の豊かさや日本語の美しさを直接体感することができます。これにより、古典文学の世界がより身近なものになることでしょう。
ナレーションの魅力
オーディオブックのナレーションは、実力派のアナウンサーや声優たちが担当します。平野啓子、葛西聖司、河野景子など、文学作品の朗読に定評のある四人に加え、観世三郎太(能楽)、豊竹芳穂太夫(文楽)、林家つる子(落語)、一龍斎貞鏡(講談)など、古典芸能界の著名な演者も参加することで、作品に深みが増すことが期待されています。
3つのバージョンで楽しむ
また、配信されるオーディオブックは、作品ごとに原本と同じ「現代語訳付き」や「原文編」、「現代語訳編」という三つのバージョンが用意されています。これにより、リスナーは原文をじっくり楽しむことも、現代語訳で内容を把握することも可能です。このような柔軟な構成は、中高生に古典を学ばせる際にも役立つのではないでしょうか。
どんな作品が配信されるのか?
第1回の配信では、『万葉集』『枕草子』『源氏物語 上』『平家物語』『おくのほそ道・芭蕉・蕪村・一茶名句集』の5作品が公開されます。これらの作品は、いずれも日本文学の中でも特に影響力が大きいものばかりで、その豊かな表現や深い思想を音声で体験できる絶好の機会です。
おすすめの聴き方
オーディオブックは、通勤や通学の移動中、家事をしながらなど、あらゆるシーンで楽しむことができます。目を使わずに耳で聴くことで、スキマ時間を有効活用し、古典文学の世界に没入することができるのです。また、詩や物語の朗読は、心のリフレッシュにも繋がります。
配信スケジュールとストア情報
オーディオブックは2024年11月1日より順次配信され、AmazonオーディオブックAudible、audiobook.jp、Google Play、Apple Booksなど各ストアでアクセス可能です。また、今後の配信予定として2025年1月には『源氏物語 下』のリリースも控えており、古典文学愛好者にとっては楽しみが増えることでしょう。
今後、日本の古典文学が音声でどのように進化していくのか、ますます目が離せません。あなたもこの新しい読書の形を体験してみませんか?