Salesforceの新たな一手、Agentforce IT Service
Salesforceが新たに発表した「Agentforce IT Service」は、企業のIT業務を自動化し、24時間体制で会話型サポートを実現する革新的なサービスです。従来のチケット方式のサポートから脱却し、迅速かつ効率的なITサポートを提供するこのサービスは、特に多忙なIT部門や企業にとって大きな価値をもたらすでしょう。
背景と目的
長年にわたり、ITチームはチケットベースの非効率なプロセスに悩まされてきました。膨大な数のリクエストやトラブルに対して、長い待機時間や煩雑なやり取りが生じ、生産性の低下を招いていました。実際、従業員は年間平均352時間をITトラブルに費やしているという調査結果もあります。このような状況を改善するため、Salesforceは自律型AIエージェントを導入し、即時解決の会話型サポートを実現しました。これにより、IT部門と従業員がより戦略的な業務に専念できる環境が整います。
Agentforce IT Serviceの特徴
Agentforce IT Serviceは、SlackやMicrosoft Teams、従業員ポータルなど、日々の業務環境にシームレスに統合されており、従業員は簡単な質問やトラブルを即座に解決することが可能です。例えば、自分のパソコンが更新の対象かどうかを聞く場合でも、チケットを発行する必要はありません。SlackやTeamsから直接質問することで、AIエージェントがリアルタイムで最適な回答を提供します。
また、全社的な問題が発生した場合には、Agentforceが自動で影響を受ける従業員に通知を送り、状況をリアルタイムで更新するなど、プロアクティブな対応が可能です。このように、AIと人の連携を強化することで、ITチームの負担を大幅に軽減します。
パートナーシップと連携
Salesforceは、GoogleやIBM、Microsoftなど、信頼されたパートナーと密接に連携しています。これにより、100以上のコネクターや統合機能が初期段階から提供されており、企業は導入初日からIT環境全体をシームレスに統合することが可能となっています。
お客様の声
すでにUNESCOやEPB、Piedmont Healthcareなどの組織がAgentforce IT Serviceを活用しており、業務効率やコスト削減に成功しています。UNESCOの情報技術責任者であるオマール・ベイグ氏は、「AIエージェントの力を融合させることで、ITチームと従業員の体験を向上させている」と述べています。また、Piedmont Healthcareでは、従業員にパーソナライズされた体験が提供されることで、より重要な業務に集中できるようになっており、ITチームが煩雑な作業から解放されています。
未来を見据えて
今後、Gartner社によれば、2029年までにエージェント型AIが一般的なカスタマーサポート業務の80%を自律的に解決し、運用コストを30%削減すると予測されています。Salesforceは、Agentforce IT Serviceを通じて、企業のIT業務に革命をもたらし、従業員の満足度と業務効率の向上を目指しています。
この新しいサービスは、2025年10月に一般提供が開始される予定です。これにより、企業はより効率的で柔軟なITサポートを受けられるようになり、革新的な働き方を実現できるでしょう。