大阪圭吉展開催
2025-06-09 12:28:23

大阪圭吉没後80年を祝う特別展示が東京で開催

特別展示『没後80年記念探偵作家・大阪圭吉展』



2025年7月11日から26日までの間、東京古書会館にて、大阪圭吉(本名・鈴木福太郎)を偲ぶ特別展が開催されます。この展示では、探偵作家としての彼の足跡をたどるとともに、その文学世界を深く理解するための貴重な資料が公開されます。

大阪圭吉とは?



大阪圭吉は1912年に愛知県新城市で生まれました。彼は1932年に『新青年』に短編小説を発表することによって文壇にデビューしました。それ以来、多くの短編探偵小説を執筆し、1936年には初の単行本『死の快走船』を刊行しました。彼の独特な文体とストーリーテリング能力は、後の作家たちにも影響を与えましたが、戦争の影響で1945年にこの世を去っています。

展示の内容



展示では、大阪の旧家に保存されている直筆の原稿や執筆メモ、交友関係者からの貴重な手紙、そして彼の全著書が紹介されます。以下が主な展示内容です。

  • - 自筆資料:彼の直筆原稿や作品記録帳、特に「主なき貯金」の自筆原稿が展示されます。
  • - 著書の紹介:戦前から戦後までに彼が発表した著作、特に『図書館』左右の後半にとどまる新しい作品が並ぶ予定です。これにより、彼の作風の変遷も追体験できます。
  • - 交友関係:江戸川乱歩や横溝正史といった著名作家との手紙ややり取りも一部展示予定で、彼が当時どのような人々と交わっていたかを知る貴重な機会です。

特別頒布図録の刊行



展覧会に合わせて、展示内容を網羅した特別図録も発売されます。この図録は全200ページに及び、展示された資料をカラーで掲載しています。また、末尾には著作一覧も収録されています。展示の内容を家に持ち帰ることができるため、特にファンの方々には見逃せない商品です。会場特別価格は2500円です。

交通情報と入場方法



会場には、JR「御茶ノ水」駅や都営地下鉄「神保町」駅からアクセスしやすい立地です。入場は無料ですが、休館日(7月13日、20日、21日)にご注意ください。関連のイベントもあるため、事前に情報をチェックして訪問されることをおすすめします。

まとめ



この「没後80年記念探偵作家・大阪圭吉展」は、彼にとって特別な意味を持つ展示であり、彼の文学的探求を深める貴重な機会です。探偵作家の世界がどのように形成されたのか、その裏側を知る良い機会となるでしょう。ぜひ足を運んで、その魅力を感じてください。



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会社情報

会社名
東京都古書籍商業協同組合
住所
東京都千代田区神田小川町3-22東京古書会館
電話番号

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