セゾンテクノロジー、転送性能8倍！HULFT新バージョンでZstandard圧縮方式先行体験版を提供開始

株式会社セゾンテクノロジーは、マネージドファイルトランスファー（MFT）「HULFT」の新バージョン「HULFT10」で新たに追加される圧縮方式「Zstandard」の先行体験版を、2024年7月1日より無償で提供開始しました。

HULFTをご利用中のお客さまは、この先行体験版を通じて転送速度の向上が体感でき、最新情報を入手することで今後のバージョンアップ計画策定に役立てることができます。

Zstandard導入による転送性能向上

Zstandardは、Facebookが開発した可逆圧縮アルゴリズムで、従来のDeflateよりも圧縮展開速度と効率に優れています。

HULFT10では、Deflateに加えてZstandardに対応することで、HULFT10同士での転送処理において、FTPとの比較で約8倍、HULFT8と比較して約1.4倍の転送性能を実現しました。

通信インフラの高度化やデジタルサービスの普及に伴い、企業のデータ流通量は増加の一途を辿っています。Zstandardによるデータ圧縮は、システム間データ連携の処理時間を短縮し、業務効率化に貢献します。

先行体験版の利用方法

Zstandard先行体験版は、HULFTをご利用中のお客さま向けポータルサイト「myHULFT」から無償でダウンロードできます。Windows版とLinux版の2種類が提供され、現行バージョン「HULFT8」にZstandard圧縮方式を追加したものです。

ダウンロードファイルには、今後リリース予定のHULFT10の新機能やラインナップ情報に関する資料が含まれています。また、ご利用中に不明な点があれば、製品版と同様にテクニカルサポートへお問い合わせいただけます。

今後の展開

「HULFT10」はハイブリッド環境での利用を想定して開発され、2024年2月に「HULFT10 for Container Services」が販売開始されました。

2024年下半期には、「HULFT10 for Linux」「HULFT10 for Windows」等のサーバーOSに対応した製品の販売開始を予定しており、Zstandard圧縮方式はこれらの製品にも導入される予定です。

HULFTについて

「HULFT」は、20年連続国内シェア第1位の実績を持つ国産ファイル連携ツールです。企業の情報システム内に混在するメインフレームやUNIX、Linux、Windows、さらにはクラウド上のシステムで生成されるログデータやCSVファイルなど、あらゆるデータを安全確実に転送します。

セゾンテクノロジーについて

セゾンテクノロジーは、「世界中のデータを繋ぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、データ連携製品やITサービス、システム開発・運用をグローバルに展開しています。

長年にわたり環境変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するとともに、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。