房総横断鉄道たすきプロジェクトの始動
千葉銀行(頭取:米本 努)は、2024年8月5日から新たな地域活性化に向けたプロジェクト『房総横断鉄道たすきプロジェクト』の共催を発表しました。このプロジェクトは、小湊鐵道、いすみ鉄道、そして千葉銀行およびちばぎん商店からなる「小湊鐵道・いすみ鉄道 たすきプロジェクト実行委員会」が進めるものです。
プロジェクトの目的と構成
本事業は、沿線地域の事業者が新たに生み出す商品、サービス、イベントをサポートすることを目的としています。具体的には、千葉銀行グループの地域商社「ちばぎん商店」が運営する購入型クラウドファンディングサイト「C-VALUE」を活用。このサイトは資金調達だけでなく、テストマーケティングやプロモーションを通じて、商品の開発やファン獲得の活動を支援する機能も備えています。
初の連携による地域活性化
このプロジェクトは、小湊鐵道といすみ鉄道との連携による地域活性化の試みとして、初めての取り組みです。その目的は、五井駅(市原市)から大原駅(いすみ市)に至る沿線地域の全体を盛り上げ、地域の新たな魅力を創出することにあります。多様な地域資源を活かし、地元の経済を活性化させる点が期待されています。
プロジェクト名の由来
このプロジェクト名には、いくつかの思いが込められています。まず第一に、房総半島を「たすき」のように横断し、両鉄道の沿線活性化を図ること。第二に、沿線事業者同士の連携や新たな顧客との出会いを提供する「人と人とのたすき」となること。そして最後に、地域の未来を担う新しい商品やサービス、イベントの発掘を目指す「未来へのたすき」を創出し、地域活性化に寄与するという意味が込められています。
今後の展望
千葉銀行は今後、両鉄道沿線の地域活性化や沿線自治体への持続的な支援を通じて、さらなる地方創生を目指しています。このプロジェクト、『房総横断鉄道たすきプロジェクト』は、地域協力を基にする地域活性化の新しいモデルとして、その動向が注目されます。沿線の事業者たちが力を合わせて新しい挑戦をするこの試みが、どのような成果を上げるのか、今後の展開に期待が高まります。ダイナミックな地域振興の一環として、特別な注目を浴びることでしょう。