株式会社カミナシ、設備保全サービスに計画保全機能を新たに導入
株式会社カミナシは、東京都千代田区に本社を置く企業で、設備の保全業務をデジタル化するクラウドサービス『カミナシ 設備保全』に新しい機能「計画保全機能」を追加したことを発表しました。この新機能は、予防保全活動を計画・実行・管理するためのツールであり、特に製造業などでの設備メンテナンスの重要性が増す中でのの取り組みです。
近年の設備保全の課題
昨今の製造業では、老朽化した設備のメンテナンスが重要なテーマとなっており、突発的な機械の停止による生産ロスや生産性の低下を防ぐ必要性が高まっています。しかし、多くの企業では、計画がうまく共有されず実行漏れや報告の遅れといった課題が散見されます。
新たな計画保全機能
『カミナシ 設備保全』が提供する「計画保全機能」は、設備保全に関する計画から実行までの流れをデジタルでサポートし、業務の一元管理を実現します。この機能は、計画倒れや実行漏れを防ぐための仕組みを備えており、具体的には以下の特長があります。
1. 行動計画の可視化
計画した保全業務は月ごとに一覧表示されます。また、予定日を超過した場合は赤色で表示され、関係者が容易に実施漏れを把握できるようになっています。担当者ごとにフィルタリングすることも可能です。これにより、現場担当者は自分の仕事をスムーズに進めることができます。
2. メール通知機能の活用
保全業務の当日や翌日には、自身が担当する業務や超過した予定がある場合に自動通知が送られるため、やり忘れを防ぐ仕組みも充実しています。これにより、作業の遂行が徹底されます。
3. モバイル対応によるスピード感の向上
現場での確認から作業記録まで、すべての情報をモバイルで完結させる機能が充実しており、作業前に必要な情報を確認できる工夫がなされています。これにより、情報共有のスピードが増し、業務の流れがスムーズになります。
4. 年間タイムラインによる一元管理
法定点検など、保全の実施頻度が定まった業務の一年間の進捗をタイムライン形式で俯瞰できます。これにより、中長期的な設備管理が可能となり、全社的な計画の管理がしやすくなります。
5. 作業記録の一元管理
保全作業が完了した後、作業記録や使用した部品、コストなどを詳細に記入でき、業者からの報告書なども添付できます。この情報が一元化されることで、過去の振り返りや業務引き継ぎがスムーズに行えるようになります。
今後の展開について
今後のアップデートでは、計画保全の立案時に必要な予算情報を管理できる「予実管理」機能の追加が予定されており、設備保全業務の支援をさらに強化する意向を示しています。
まとめ
『カミナシ 設備保全』は、設備ごとのカルテに故障履歴や保全計画を一元管理することで、データに基づいた保全活動を促進し、設備の故障を最小限に抑えることを目指しています。このシステムは月額課金制で提供され、費用対効果にも優れた選択肢となるでしょう。詳しくは、
カミナシの公式サイトをご覧ください。