堺市のスタートアップ支援プロジェクト「さかいアクセラ」キックオフイベントの開催

新たな挑戦を支える堺市の施策「さかいアクセラ」

堺市で始まるスタートアップ支援プロジェクト「さかいアクセラ（SaCLa）」が、2020年8月22日にキックオフイベントを開催しました。このイベントは、堺・なかもずに拠点を置くS-Cube（さかい新事業創造センター）と大阪府立大学が共同で推進するもので、南大阪地域における最大規模のスタートアップ支援活動です。プロジェクトは、創業や新事業の創出を目指す企業家や個人を対象に、知識や経験を提供し、コミュニティを形成することを目的としています。

プロジェクト概要「さかいアクセラ」

「さかいアクセラ」は、創業者や新興企業に必要な支援を提供するために、堺市内で様々なプログラムを展開します。主な内容は、スタートアップに関する知識取得からビジネスの創出、さらには成長を促進させる連続講座「さかいアクセラレーションプログラム」として展開され、このプログラムにより参加者同士のネットワーキングも可能となります。この取り組みは、堺市の新しいビジネスを支える重要な役割を果たすものです。

キックオフイベントの詳細

イベントでは、プロジェクトを率いるチェアパーソンとして堺市出身の㈱スマートバリュー代表取締役、渋谷順氏が基調講演を行い「南大阪のスタートアップへの期待」について語りました。彼の講演は、地域の創業支援に対する熱意を伝えるもので、多くの参加者に強い影響を与えました。さらに、さかいアクセラレーションプログラムの内容や、大阪府立大学が提供するアントレプレナー教育の「Fledgeプログラム」についても紹介されました。

さかいアクセラレーションプログラムの内容

キックオフイベントは、その後に続く連続講座への導入となるもので、このプログラムは2020年8月22日から2021年2月10日までにわたる全7回の講座が予定されています。各講座は、ビジネスの具体的な進め方や成功するためのヒントを学ぶ場として注目されており、先輩起業家によるセミナーやネットワーキングの交流会も盛り込まれています。受講料は一般で10,000円、堺市の枠を持つ参加者は7,000円と、学生向けには特別価格が設定されています。

参加者は、堺市内での創業を考えている方が対象で、副業やスモールビジネスの立上げを考える方には最適な環境が整っています。また、状況によってはオンライン形式での参加も可能となっており、より多くの方に参加の機会を提供します。

さかい新事業創造センター（S-Cube）の役割

このプロジェクトを推進するB-Cubeは、新事業創出を促すために設立されたインキュベーション施設です。設立から15年以上が経過し、地域の起業活動を支援するための多くの施策を展開しています。多様な業種の起業家を受け入れ、支援していく体制が整い、堺市のビジネス環境をより豊かにするための取り組みが進められています。

お問い合わせ先

参加希望者や興味を持たれる方は、さかい新事業創造センターへのお問い合わせが可能です。電話072-240-3775、またはメールでのお問い合わせも受け付けています。地域のスタートアップを刺激し、成長を支えるためのこのプロジェクトは、南大阪の活性化に向けた大きな可能性を秘めています。

堺市での新たな創業やビジネス展開に興味がある方は、ぜひ「さかいアクセラ」に参加してみてはいかがでしょうか。