シオガイグループ、中小企業版SBT認証を取得
最近、シオガイグループ(本社:東京都足立区、代表:塩貝大)が中小企業版のSBT(Science Based Targets)認証を取得したことが話題を呼んでいます。この認証は、企業が温室効果ガス(GHG)排出削減目標を科学的根拠に基づいて設定することを促進するもので、パリ協定が求める気温上昇を1.5℃未満に抑えるための重要な取り組みの一つです。
SBTとその重要性
SBTは、世界的に通用する基準に照らし合わせて企業ごとに温室効果ガスの排出量を削減するための目標を策定するプロセスです。シオガイグループは2034年までに、2023年比で58.8%のGHG排出量を削減するという高い目標を掲げています。これを実現するために、あらゆる施策を講じて気候変動に対する取り組みを強化していく方針です。
電力の再生可能エネルギー化
シオガイグループは特に使用する電力に焦点を当て、GHG排出削減に取り組んでいます。昨年6月からは「再エネ100宣言 RE Action」に参加し、同年11月には茨城県筑西市にあるクリーンテックシオガイつくば工場に太陽光発電システムを設置しました。このシステムは230,400kWhの発電能力を持ち、グループ全体の電力使用量の約18%を賄っています。また、外部から調達する電力も全て再生可能エネルギーに切り替えられたことから、今後の環境への負担は大幅に軽減されます。
環境に優しい循環ループ
企業は「資源→電力」の循環ループ構築にも力を入れており、処理委託した木材を原料として使用することで、効率よく再生可能エネルギーへと転換しています。この取り組みによって、基準年に比べて年ごとにGHGを約4分の1削減しているという報告もあります。これらの施策は、単に温室効果ガスの削減にとどまらず、持続可能な社会のための新しいビジネスモデルの確立にも寄与しています。
今後の取り組み
今後は、排出割合が特に高い重機や車両の燃料の見直しや、環境負荷の低い新機械の導入といった多面的なアプローチを採用して、目標達成を目指すとしています。これにより、より高い効果が期待され、持続可能な社会への一歩となるでしょう。
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シオガイグループの今回の取り組みは、企業としての社会的責任を果たすだけでなく、持続可能な未来のために重要な役割を担っています。今後の展開に注目が集まります。