みずほ銀行がZoom Phoneを導入
2026年2月、東京都内での新たな取り組みとして、みずほ銀行がリモート法人営業組織「法人営業オフィス」にZoom Phoneを導入しました。この施策は、顧客とのコミュニケーションを大幅に効率化し、営業プロセスの可視化を実現しています。
リモート営業の発展
みずほ銀行は2019年に、中小企業向けの営業をオンラインで完結させる新しいリモート営業組織を立ち上げ、2025年にはその規模を400人近くに拡大しました。この組織は、東京、大阪、名古屋、福岡の4拠点から全国の顧客に対応しています。彼らの営業活動は電話やWeb面談を中心に行われ、インサイドセールスの強化によって顧客の要望に応じたソリューション提案がなされています。
Zoom Phone導入の背景と効果
従来、みずほ銀行の法人営業部門では、社用スマートフォンを用いた通話に加え、手書きのメモや通話後の記録整理に大きな労力をかけていました。これにより、活動記録の作成時間が膨大になり、業務負担が増加していました。そこで、クラウドPBXサービスの導入が検討され、Zoom Phoneが選ばれたのです。
Zoom Phoneは、その使いやすさと音質の良さに加えて、通話データの自動化やAPI連携の柔軟性が評価されました。特に、通話内容を自動で文字起こしし、音声データを容量無制限でクラウドに保存できる機能が、社員の心理的負担を軽減することに貢献しています。また、固定通話料金プランにより、年間コストは約3割削減されることが見込まれています。このようなコスト効率性と、金融業界にとって重要なセキュリティ基準を満たす点が、Zoom Phone選定の決め手となりました。
業務効率化の成果
2025年8月にZoom Phoneが正式に導入されると、活動記録の作成時間は1日あたり約1時間から20分まで短縮されました。音声データの保存されることで、心理的な負担も減少し、顧客との会話により集中できるようになった結果、顧客対応の質が向上しています。
加えて、発着信の履歴や通話時間が可視化されることで、管理者は業務の状況をより詳細に把握できるようになりました。これにより、活動記録の精度も向上し、チーム内での知識共有が進む副次的効果も発生しています。部門の担当者によれば、優れた営業事例がZoom Phoneを通じてアーカイブされ、誰でも参照できる状態にあることが、チーム全体のスキル向上につながっているとのことです。
効率化を追求した今後の展望
現在、みずほ銀行の法人営業オフィスでは、音声データを活用し、記録作成を中心とした業務効率を追求しています。今後は蓄積されたデータをさらに活用し、自動化によって顧客と営業担当者の負担軽減を図る取り組みを進める予定です。このような動きが進むことで、営業担当者が本業に専念できる環境を整え、顧客とのコミュニケーションをより円滑に実現できるようにすることが目指されています。
この導入事例は、今後も注目される動きの一つであり、金融業界におけるリモート営業の未来を切り開くものとなるでしょう。詳細情報は公式サイトでご覧いただけます。