渋谷の都市農業プロジェクト
2025-07-01 11:47:58

渋谷で都市農業を学ぼう!「SHIBUYA Urban Farming Project」が始動

渋谷での新たな食育の試み『SHIBUYA Urban Farming Project』



2023年6月、渋谷区にて『SHIBUYA Urban Farming Project』(以下SUFP)が始まりました。このプロジェクトは、大広、渋谷未来デザイン、キユーピー、プランティオの4社が協力し、渋谷区立常磐松小学校と臨川小学校で実施されます。目的は、子どもたちが“食”を通じて地域や世界とつながり、持続可能な社会の一員として考え、行動する力を育むことです。

【都市と農業が出会う場所】


SUFPは、都市農業に焦点を当て、子どもたちが自ら野菜を育て、その野菜を使って料理をする体験型カリキュラムを提供します。参加者が持つ感情や疑問を基に、学びを進められるよう設計されています。例えば、育てる野菜を選ぶことから始まり、その野菜でどのような料理を作るかを考えます。これは、“食と産業”をテーマにした学びが展開される中で非常に重要な要素です。

【体験を通じた学び】


カリキュラムでは、日常的に目にする野菜の背景について掘り下げて学ぶことができます。お店で見かける野菜の流通の仕組みや、料理のアイデアを広げることで、視野が広がります。また、実践として自ら育てた野菜を用いて料理を行うことで、食に対する感謝や理解を深め、地元の食文化に触れる機会となります。これは、渋谷区が目指す「自己調整力」「創造力」「挑戦力」の育成につながります。

【地域と企業の連携】


本プロジェクトは、多くの企業や団体と協力して運営されます。渋谷未来デザインが教育設計を統括し、キユーピーが食育講義や調理支援を行います。また、プランティオがアーバンファーミングに関する講義を提供し、大広がカリキュラム全体のプロデュースを担当します。このような地域との連携が、より豊かな学びを生む基盤となっています。

【今後の展望】


SUFPは、今後も地域の教育機関や企業と連携しつつ、都市における「学び」と「農」の新たな可能性を探求していく予定です。2025年秋には「SOCIAL INNOVATION WEEK」での発表も目指しており、取り組みのさらなる充実を図っていきます。授業を受ける生徒たちからはすでに高い期待が寄せられています。

【参加する学校の声】


常磐松小学校の教員、日浦恵子先生は「食と産業」をテーマにこの活動を進めていることに触れ、子どもたちの挑戦的な姿勢に期待を寄せています。在校生が少人数であることを活かし、アイデアを出し合ってプロジェクトを進める繊細さが保たれている点が強調されています。

一方、臨川小学校の橋立あゆ子先生は、子どもたちが自ら育てた野菜が食卓に並ぶまでを見守ることの大切さを語り、食への関心が深まることを期待しています。多角的な視点を持ちながら学んでいく過程が子どもたちにとって貴重な経験となるでしょう。

【SHIBUYA Urban Farming Projectの文脈】


このプロジェクトは、都市に住む市民としての責任を持ちながら、地域の持続可能な発展を追求するものです。アーバンファーミングを通じての学びは、ただ食を得るだけでなく、地域を知り、他者と協力しながら生きる力を育むことを目的としています。参加者が地域の環境や人々とつながり、新たなコミュニティ形成を促進することを願って、SUFPは日々進化を続けています。


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会社情報

会社名
株式会社 大広
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