KKdayとJR東日本クロスステーションが手を組む
株式会社KKday JAPANとJR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニーは、東京駅構内のエキナカ消費を促進する実証実験を開始しました。このプロジェクトでは、訪日観光客に対して東京駅の「グランスタ」で新たな体験を提供し、エキナカ消費を活性化することを目指しています。
取り組みの背景
特に台湾からの観光客は日本を再訪するリピーターが多く、新幹線や特急で複数の地域を訪れる傾向があります。訪日観光客のうち約9割が移動時間を有効に活用して買い物や食事を楽しみたいというニーズを持っているとの調査結果もあります。このようなニーズに応えるため、今回の実証実験が行われることとなりました。
具体的な取り組み
1. プレミアムバウチャー販売
2025年11月4日から開始される第一弾として、エキナカでの買い物や食事が楽しめるプレミアムバウチャーが販売されます。グランスタの300以上のショップで利用可能で、10,000円のバウチャーを8,500円で購入できるお得なプランです。これにより、日本の旅行者は手頃な価格で多様な商品にアクセスできるようになります。
2. 旅のお供セット(仮称)
2026年1月以降には、人気の駅弁や地元の惣菜、スイーツをまとめた「旅のお供セット」が展開される予定です。事前に決済し、東京駅のグランスタでピックアップすることができるこの商品は、移動中に日本の食文化を楽しむことができる魅力的な選択肢となるでしょう。
プロモーション活動
さらに、2025年の台北国際旅行博では、JR東日本と共同でプロモーションを行います。この期間中にJR EAST PASSを購入した方には、グランスタで使える1,000円分のバウチャーがプレゼントされる特別企画が予定されています。これは、台湾からの観光客にエキナカでの消費の魅力を直接訴えかける良い機会となります。
今後の展望
今回の実証実験は、JR東日本のエキナカ消費促進の想いとKKdayの多様なニーズに応えたいという志が合致した結果です。この取り組みを通じて、訪日旅行者が「買う」「食べる」「体験する」を同時に楽しめる環境を東京駅から提供していくことを目指しています。旅行者にとって、エキナカはただの移動手段ではなく、新たな文化体験を得る場所となるでしょう。
企業情報
KKdayは世界92ヵ国で旅行体験を予約できるプラットフォームを提供し、駅近に展開するエキナカ施設を運営するJR東日本クロスステーションがタッグを組むことで、訪日観光客に特別な体験を提供することを期待しています。これからの展開に目が離せません。