出雲商工会議所とe-dash
2025-02-18 10:36:39

出雲商工会議所とe-dash、CO2削減に向けた連携を発表

出雲商工会議所とe-dashの業務提携



近年、気候変動が深刻な問題となり、企業が環境への取り組みを強化する中で、出雲商工会議所とe-dash株式会社が業務提携を結びました。この連携により、CO2排出量の可視化と削減に向けた新たな支援サービスが提供されることとなります。具体的には、「商工会議所CO2見える化サポート(略称『見えサポ』)」を通じて、会員企業の脱炭素への取り組みを促進することが目指されています。

「見えサポ」とは?



「見えサポ」は、日本商工会議所が中小企業を対象に導入する温室効果ガス排出量の見える化ツールを提供するプログラムです。このプログラムは、正確なデータを収集し、中小企業が気軽に環境対策を進められるような支援をします。日本商工会議所とその提携先である民間事業者であるe-dashが共同で取り組むこの施策は、今後の脱炭素社会の実現に向けて非常に重要な役割を果たすと考えられています。

カーボンニュートラルの動向



2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、多くの企業がCO2排出量の情報開示や削減に取り組んでいます。特にプライム上場企業においては、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への対応が進められており、各社ともサプライチェーン全体での排出情報の透明性が求められています。これに伴い、中小企業においても自社の排出量を把握し、適切な対応が必要とされています。

実際、東京商工会議所が実施した調査によると、東京都内の中小企業の約6割が脱炭素への取り組みを行っていないと回答しています。多くの企業が「何から始めれば良いのかわからない」といった悩みを抱えており、業務負担の増加を懸念しています。このような状況の中で、e-dashのサービスが中小企業の力強い味方となることが期待されています。

e-dashとは



「e-dash」は、三井物産が開発したCO2排出量削減を総合的にサポートするプラットフォームです。これにより、企業は電気やガスの請求書をアップロードするだけで、手軽に自社のCO2排出量を算出し、データを蓄積することが可能になります。Scope 3のサプライチェーン排出量についても、簡単に算出と可視化が行えるなど、中小企業のニーズに応えた仕組みが整っています。

地域経済と脱炭素化の重要性



出雲商工会議所の役割は、中小企業の活力強化と地域経済の振興にあります。本提携を通じて、出雲商工会議所は会員企業へ「e-dash」のサービスを提供し、双方向の協力のもと、CO2排出量の可視化と削減に取り組むことを目指します。これにより、中小企業が環境対策に取り組むための具体的なステップを踏み出す手助けをするのです。

今後、脱炭素に向けた施策の実行支援も含め、企業と共に歩みながら持続可能な社会の実現を目指していきます。

おわりに



出雲商工会議所とe-dashの提携は、脱炭素社会への重要な一歩です。この連携を通じて、多くの中小企業が環境に配慮した経営を進められることを期待しています。地域経済と環境問題を両立させるための新たな長期的な取り組みが、全国的に広がることを願います。


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会社情報

会社名
e-dash株式会社
住所
東京都港区赤坂4-8-18 赤坂JEBL 6階
電話番号

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