TREND ROAD Designerアップデート
2025-04-07 16:20:35

2025年にアップデートされるTREND ROAD Designer、新機能を搭載

BIM/CIMを活用した道路設計の新時代へ



建設業界において、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の活用が進んでいます。その中で、福井コンピュータ株式会社が開発した「TREND ROAD Designer」が2025年5月20日(火)に新たなアップデートを行います。

TREND ROAD Designerとは



「TREND ROAD Designer」は、米国のベントレー・システムズが提供する「OpenRoads Designer」をベースにした、日本国内向けの3DCADシステムです。道路の計画、設計、施工、運用に対応しており、国内の法律や基準に適した機能を持つことが特徴です。このシステムは、2023年7月から日本での販売が開始されていますが、新しいアップデートにより、さらなる機能向上が期待されています。

アップデートの背景と目的



国土交通省が進めるBIM/CIM活用の推進により、設計の現場ではますます3Dでの対応が求められています。しかし、以前の「TREND ROAD Designer」では、国内の発注機関が求める詳細な2D図面の作成が難しく、業務の効率化が阻まれているという課題がありました。そこで、今回のアップデートでは、こうした課題に対する解決策を導入します。

新機能の概要



「TREND ROAD Designer」のアップデートでは、主に以下の新機能が追加されます:

  • - TREND-ONE/Mercury-ONEとの連携:新しいコマンドにより、生成した3Dモデルデータを「TREND-ONE」や「Mercury-ONE」に組み込んで、日本国内向けの図面を迅速に作成できます。
  • - テンプレートの拡充:標準断面や土木セル、排水集水桝、道路標識など、業務で必要なテンプレートが多数追加され、業務の適用範囲が大幅に広がります。

具体的には、標準断面は6種類から33種類へ、土木セルは3種類から9種類へ、排水集水桝は約100種類から約250種類に、道路標識は約50種類から約100種類に増加します。

  • - 既存機能の改良:お客様のニーズを反映した機能のブラッシュアップも行います。たとえば、LandXMLのデータを活用した線形の作成や、2Dの等高線からの3D生成機能を追加するなど、実用性が向上します。

価格とリリース情報



新しい「TREND ROAD Designer」は、初回登録料が20,000円(税別)、年間使用料は360,000円(税別)で提供されます。このアップデートにより、BIM/CIMを最大限に活用した設計業務がさらに効率化されることでしょう。

まとめ



2025年に予定されている「TREND ROAD Designer」のアップデートは、現代の建設業界が求める効率性と正確性を兼ね備えたツールとして、注目を集めています。業務のさらなる効率化に向け、ぜひご期待ください。


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会社情報

会社名
福井コンピュータ株式会社
住所
福井県坂井市丸岡町磯部福庄5-6
電話番号
0776-67-8860

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