新たな職域アプリ「YORISO」導入の背景と意義
株式会社MILIZEは、TTデジタル・プラットフォームに向けて職域アプリ「YORISO」を導入しました。このアプリは、企業内での従業員のファイナンシャル・ウェルビーイングを向上させることを目的としています。近年、企業は従業員への投資を強化し、人的資本経営を推進する必要性が高まっています。これに伴い、従業員の経済的な健康を促進するファイナンシャル・ウェルネスの重要性も増しています。
導入の背景
多くの企業が独自の人材戦略を進めるなか、従業員の金融リテラシー向上が急務とされています。特に、金融教育や資産形成の支援が求められ、企業はこのニーズに応じてサポート体制を強化しています。また、TTデジタル・プラットフォームの親会社である東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、金融機能の重要性を高め、お客様の資産形成を支援することを企業ビジョンとしています。
「YORISO」とはどのようなアプリか
「YORISO」は、従業員と企業の双方に利益をもたらす職域アプリです。人事部の業務負担を軽減しつつ、金融教育を提供し、従業員の資産形成能力を高める機能が満載されています。具体的には、以下のような特徴があります。
1.
AIチャット(人事メニュー)
この機能は、生成AIを用いて社内の問い合わせ対応をサポートします。社員からの質問に対して自然で分かりやすい回答を提供し、業務の効率を向上させます。
2.
AIチャット(資産形成メニュー)
従業員の属性やシミュレーション結果を元に、個別にパーソナライズされたお金に関するアドバイスを行います。この情報を基に、最適な資産形成をサポートするのです。
3.
アグリゲーション連携
「Moneytree LINK」と連携し、実際の資産情報を確認できる機能を搭載。リアルタイムでの資産動向を把握し、より的確なアドバイスが可能となります。
4.
ライフプランシミュレーション
現在の収入や家族構成を元に、資産の寿命を診断する機能があります。結婚費用や教育費用など、将来のライフイベントに関する情報を集約し、最適な資産計画を提案します。
5.
ゴールベースシミュレーション
目標貯蓄額や資産配分を設定し、逆算して必要な貯蓄計画を提案します。新NISAや確定拠出年金のシミュレーション機能も充実しています。
今後の展望
「YORISO」の導入により、企業は人事部の業務負担を軽減しながら、従業員のファイナンシャル・ウェルネスを向上させることを目指しています。MILIZEは、フィンテックやAI・DXソリューションを通じて、東海東京フィナンシャル・ホールディングスのビジョンを実現するために全力を尽くします。
MILIZEおよびTTデジタル・プラットフォームの概要
株式会社MILIZE
- - 設立: 2009年4月
- - 所在地: 東京都港区芝浦4丁目12番38号
- - 事業内容: 金融工学、AI研究、フィンテックツールの企画・開発・運用
株式会社TTデジタル・プラットフォーム
- - 設立: 2019年7月
- - 所在地: 東京都中央区新川 1-17-21
- - 事業内容: 職域事業
このように、職域アプリ「YORISO」は従業員の資産形成を支援し、企業にとっても経済的なメリットをもたらすのです。今後の展開に注目です。