新CRMシステム「ABCD」
2014-06-19 14:00:01

業界最速!ビッグデータ分析が可能な新CRM『Astro Blaster for Customer Data』

新世代のCRMシステム『Astro Blaster for Customer Data』考察



アストロラボ株式会社は、「Astro Blaster for Customer Data(ABCD)」という新たな顧客管理・分析システムを発表しました。このシステムは、数理技研やニューテックスと協力して開発され、すでに AOKIに導入されています。この革新的なソリューションは、メンズ・レディースビジネスウェアのブランド「AOKI」と「ORIHICA」の顧客管理システムを一新しました。

ABCDの基盤と機能


ABCDは、顧客情報を効果的に集約する「顧客データベース」を擁し、その上に顧客情報照会システム、分析システム、メールマガジンシステム、会員証アプリを組み合わせた構成です。特筆すべきは、数理技研のメモリデータベース「Core Saver (R)」を活用することで実現した、世界最速級のデータ分析速度です。

圧倒的な分析速度


このシステムは、AOKI全店舗の1年分の顧客購買データを5秒で分析することが可能で、従来の他社の分析システムと比較して5,000倍以上のスピードを誇ります。この急速なデータ分析は、業務の効率化に寄与するだけでなく、タイムリーなビジネス戦略の実行を可能にします。

ビッグデータを活用する新しい可能性


ABCDは生データの蓄積を重視し、中間サマリーを省くことで、よりスピーディーで柔軟な分析環境を提供します。これにより、新しい分析軸を簡単に生成でき、追加開発のコストも抑えることが実現しています。このアプローチは、ビッグデータの活用をより身近なものにし、仮説検証を迅速に行うことができる可能性を秘めています。

お客様の反応分析の強化


このシステムは、ダイレクトメールやプッシュ通知などの販促施策の効果を測定し、お客様の属性に基づいた販売戦略を練ることができます。また、会員証アプリには最新の「iBeacon」技術が取り入れられており、店舗でのトラッキングやポイント付与が実現しています。これにより、リアルタイムで得られるデータも、迅速に顧客データベースへ統合されます。

オムニチャネル化へ向けた取り組み


AOKIとORIHICAは、今後オンラインショップでの購買ポイントや会員データベースの統合を計画しています。これを通じて、エンターテインメントやブライダル事業など、多岐にわたるグループ事業との相互送客を図り、顧客体験の向上を目指します。

将来的な展開


アストロラボは、今後も多様な業界でのビッグデータ分析ニーズに応えるため、特に大手チェーンストアやショッピングセンター、デパート向けの導入アプローチを進める計画です。会員数1,000万人、年間レシート枚数1,000万枚を超える大規模データの処理が求められる中で、『Astro Blaster for Customer Data』がどのようにビジネス環境を変革していくのか、今後の展開が期待されます。

会社情報


アストロラボ株式会社は、2012年に設立され、東京都世田谷区に本社を構えています。資本金は301,000千円で、企業の大規模システムに革新をもたらす挑戦を続けています。詳細については公式ウェブサイトを訪れることをお勧めします。

この新しいCRMシステムは、顧客との接点をより深め、企業の成長を加速させるための強力なツールとなります。今後、導入が進むことで、様々な業界においてデータ活用の可能性が拡がることが期待されています。

会社情報

会社名
アストロラボ株式会社
住所
東京都港区南青山1-26-1寿光ビル6階
電話番号
03-6672-7400

トピックス(IT)

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