愛知県で実施される「Ballet Muses—バレエの美神2025—」
2023年11月、愛知県芸術劇場が誇る公演「Ballet Muses—バレエの美神2025—」の開催が迫っています。この公演は、東京、大阪、愛知の3都市で上演されるもので、特に愛知での開催は非常に特別です。約2年ぶりに行われる本シリーズは、1999年から続く「バレエの美神」公演の第6回目であり、多くのファンの期待が寄せられています。
特別対談の実施
公演を記念して、佐々晴香さん(ベルリン国立バレエのダンサー)と唐津絵理さん(愛知県芸術劇場の芸術監督)の特別対談が行われます。両者は国際的に活躍する舞台の専門家として、海外と日本のバレエやダンスの舞台文化の違いについて貴重な意見を交わします。また、観客がどのように公演を鑑賞すべきか、楽しむポイントや見どころについても触れられる予定です。
公演の詳細情報
「Ballet Muses—バレエの美神2025—」の公演は以下のスケジュールで開催されます。特に11月5日(水曜日)には愛知県芸術劇場での公演があり、多彩なダンサーたちが集まり、豪華な演目が披露されます。
- 10月31日(金)19:00 (東京国際フォーラム)
- 11月1日(土)13:00/17:00 (東京国際フォーラム)
- 11月3日(月・祝)14:00 (東大阪市文化創造館)
- 11月5日(水)19:00 (愛知県芸術劇場)
- SS席 22,000円〜C席 8,000円
この公演には、ボリショイ・バレエやマリインスキー・バレエからも名だたるダンサーたちが参加予定です。また、演目は「ドン・キホーテ」や「白鳥の湖」、その他クラシックと現代の作品が多彩に揃えられています。観客は古典的な作品とともに、コンテンポラリーな作品も楽しむことができます。
日本と海外のバレエ観賞の違い
対談で語られる内容の一つに、日本と海外のバレエ観賞の違いがあります。佐々さんは、ベルリンでは観客がクラシックとコンテンポラリーの両方をなかなかフラットに受け止めていると述べています。観客層も広く、長年のファンから若者まで多彩です。彼女は日本の観客に対しても、もっと自由にバレエを楽しんでほしいと語ります。
一方、唐津さんは日本のお客様が作品の意味を追求する傾向があると指摘し、「もう少し肩の力を抜いて、ご覧いただければ」と語ります。また、観客が新しいものに触れる機会を提供することが公共劇場の役割であるとも述べています。
現代の振付とダンサーたちの挑戦
公演の中では、多くの振付家による多様な作品も披露されます。特に、現代の振付家とのリハーサルを経て、作品の各要素を体験することができる貴重なチャンスとなります。佐々さんは振付家から直接指導を受けた貴重な経験を話し、その重要性を強調しています。
公演への期待と新たな挑戦
「バレエの美神2025」では、来日する国際的なダンサーとともに新たな作品が交わり、観客は新しい出会いや発見を体験することができるでしょう。多彩な表現を通じ、バレエの持つ魅力が再確認されるこの公演。皆さんもぜひ足を運び、世界のバレエの最前線を体験してください。
公演に関する詳細は、公式ウェブサイトをぜひご確認ください。