サウジアラビア、2025年日本国際博覧会への出展を本格スタート

サウジアラビア、2025年日本国際博覧会に出展



2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向け、サウジアラビアが本格的に準備を始めたことが報じられています。昨日、夢洲にある博覧会会場で行われた起工式には、サウジアラビア文化省の関係者が出席しました。この起工式は、同国が万博で示すビジョンの第一歩とされ、将来的な展示内容への期待が高まっています。

式典には、サウジアラビア王国パビリオンを代表するアルマズヤッドオスマンが出席。アルマズヤッドは、2020年に開催されたドバイ国際博覧会において、サウジアラビア館が多くの賞を受賞したことに言及し、「2025年の日本国際博覧会では、サウジアラビアの深い歴史と多文化性を共有できるだけでなく、グローバルな課題解決に向けたイノベーションや創造性をプロモートすることを心より楽しみにしています」と語りました。

日本国際博覧会の概要



大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、2025年4月に開幕予定です。この万博には、153を超える国と地域が参加し、2800万人以上の来場者を見込んでいます。また、会場では「いのちを救う」、「いのちに力を与える」、「いのちをつなぐ」という3つのサブテーマが設定されています。

前回のドバイ万博では、サウジアラビア館が「An Inspiring Saudi Vision for a Shared Future」というテーマを掲げ、490万人以上の来場者を集める人気を博しました。同パビリオンは、米国のEXHIBITOR magazineからBest Pavilion賞やBest Exterior Design賞、Best Display賞などを受賞し、さらにはLEED Platinum認証も獲得しています。この認証は、環境に配慮した建物に与えられるもので、持続可能なデザインの実績を示すものです。

展示の特徴



サウジアラビア館は、インタラクティブな展示が特徴で、Largest Interactive Light FloorやLongest Interactive Water Curtain(長さ32メートル)、Interactive Digital Screen Mirrorなどが設けられています。これらはギネス世界記録にも認定され、来場者にとって忘れられない体験を提供しました。アルマズヤッドは、新たな万博でもこれらの成功を基に、さらに進化した展示を行うと期待されています。

未来への期待



サウジアラビアの出展は、同国の文化や技術を世界に発信する重要な場となります。日本国際博覧会を通じて、国際的なコミュニケーションを深め、異文化理解を促進することが目的です。アルマズヤッドは、この博覧会がサウジアラビアと日本の新しい関係構築のきっかけになることを望んでいます。2025年に訪れるこの国際的なイベントは、世界中からの注目を集め、未来の新たな可能性を提示することでしょう。

会社情報

会社名
サウジアラビア文化省
住所
King Faisal Road, Al Bujairi, Ad Diriyah, 13711
電話番号

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