アートで平和を
2019-05-14 16:00:24
平和の象徴『Diversity for Peace!』が軽井沢で開催
軽井沢ニューアートミュージアムでの注目の展覧会
軽井沢ニューアートミュージアム(KaNAM)は、2019年5月8日から11月24日までの期間、ヴェネツィアで開催される第58回ヴェネツィア・ビエンナーレに並行して特別展『Diversity for Peace!』(平和への多様性)を開催しています。この展覧会は、世界各国から集まったアーティストたちによって、多様性がもたらす平和の価値を現代アートを通じて伝えようとする試みです。
海外メディアの注目
7日に行われたオープニングレセプションには、10人のアーティストが参加し、海外メディアからの取材がひっきりなしに殺到しました。この展覧会は、令和時代初の海外での大規模エキシビジョンということもあり、その注目度の高さが伺えます。特に、イタリアの有名テレビ番組「TV-MODA」は、国民的歌手Jo Squilloが日本のアーティスト小松美羽に密着取材し、彼女の作品や展覧会への思いを紹介しました。
また、ファッション界でも注目されている小松美羽は、世界的なファッションマガジン“VOGUE ITALIA”からも単独取材を受け、「アートとファッションの関係」について語りました。このように、彼女の存在はアートだけでなく、ファッションシーンでもますます注目を集めています。
展覧会のコンセプト
『Diversity for Peace!』のテーマは、「令和」。新しい元号が掲げる意味、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれる」という理念と強く結びついています。参加アーティストは、オランダのフロレンティン・ホフマンやフィリピンのロナルド・ヴェンチューラ、中国のファン・ユーシンなど、世界各国から集まった若手の才能です。この展覧会では、彼らの個性や文化的背景が色濃く反映された作品が展示されています。
アートの背後にあるメッセージは、国境や文化、習慣、性の違いを越えて他者の「多様性」を理解し合い、平和を築くことの大切さです。このテーマは、発展する国際情勢や社会課題を反映した重要なメッセージでもあります。
ヴェネツィア・ビエンナーレとは?
ヴェネツィア・ビエンナーレは、1895年から開催されている現代美術の国際展覧会で、二年ごとに開催されるビエンナーレは、各国が自国のアーティストを出展する「美術のオリンピック」と称される文化イベントです。軽井沢の展覧会は、このビエンナーレの影響を受けつつ、地域の文化と国際的なアートの融合を目指しています。
おわりに
このように、軽井沢ニューアートミュージアムでの『Diversity for Peace!』は、ただのアートイベントにとどまらず、国際的なメッセージを発信する重要な場となっています。多様性を理解し、共に生きることの意義をアートを通じて考える機会を提供しています。ぜひ訪問して、その目で作品を体験してみてください。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人 Karuizawa New Art Museum
- 住所
- 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
- 電話番号
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