フリュー、映画クレヨンしんちゃんのプリ機を上海に設置し国際展開を強化

フリュー株式会社は、映画『クレヨンしんちゃん超華麗！灼熱のカスカベダンサーズ』をテーマにしたプリントシール機を中国・上海に設置することを発表しました。設置日は今後のお楽しみとして11月7日（金）となっており、これは中国本土における劇場版公開に合わせた取り組みとして位置づけられています。これにより、フリューは日本国内外で初めてこのプリ機を展開する試みとなります。

世界のコンテンツ市場は急成長を遂げており、2025年には約1.3兆ドルに達する見込みです。また、中国独自の大規模な市場も、2021年には約2,000億ドルを超え、特にゲームやアニメといったキャラクターコンテンツへの関心が高まっています。このような背景から、フリューは三井物産（中国）有限公司およびWANDA FILM（万達電影）と協力し、中国市場におけるエンターテインメントの新たな形を創造するための覚書を交わしたのです。

今回の取り組みでは、映画館「万達影城」にて「IP プリ機」を導入し、プリ機のデザインや内容を中国向けにローカライズした『Hyper shot（ハイパーショット）』を使用します。特に映画の世界観を反映した撮影フレームやシールデザインは全4種類を用意しており、来館者は映画の雰囲気を体験しながら自分自身の写真を撮影する楽しみを得られます。これにより、ファンと映画の結びつきを一層強化することが期待されます。

フリューは「かわいい」をテーマにしたビジネスを国内外で展開しており、今後はアジアを中心にプリントシール機を採用したエンターテインメントの普及を推進する予定です。特に中国での展開が、新しいビジネスモデルの検証に繋がるかどうかがポイントとなります。新しい世代、特にZ世代をターゲットに、キャラクターとインタラクティブなエンターテインメントを融合させた新しい体験が提供されるのです。

フリューが手がける映画『クレヨンしんちゃん超華麗！灼熱のカスカベダンサーズ』は、インドと春日部の姉妹都市提携を記念した大規模なエンタメイベントのストーリーです。しんのすけたちがダンス大会での優勝を目指し、インドに向かう設定が、ファンにとって大きな魅力となっています。映画の公開は2025年8月8日で、放映を楽しみにするファンも多いことでしょう。

今回の上海でのプリ機設置が成功し、さらなる国際展開が進むことで、フリューの新たなビジネスチャンスが広がることが期待されます。これからも、フリューの一歩一歩に注目していきましょう。