デジタル採点システムが新たな進化を遂げる
2023年3月24日、スキャネット株式会社が手掛けるデジタル採点システム「デジらく採点2普通紙対応版」がバージョンアップされ、ユーザーに向けた多様な機能改善が実施された。新バージョンの番号はVer.2.25.4.0で、特に操作性が向上された点が注目されている。
機能改善の内容
新しいバージョンでは、登録された名簿とスキャンした答案画像との結びつきが変更可能になり、条件に合った採点結果を容易に引き継げるようになった。この変更は、教員が独自に作成したテンプレートを必要とせず、答案の順番を入れ替えることを容易にし、成績処理の時間を大幅に短縮することに寄与する。
さらに、テストフォルダの移動機能や、スキャンした答案用紙の一覧表示を自由に変更できる機能も追加された。これらの機能は、教育現場において教員の負担を軽減し、使いやすさを追求した結果表れている。
デジらく採点2の魅力
「デジらく採点2」は、手書きの文字を自動的に認識し、採点するソフトウェアであり、その結果をデータとして保存できる点が大きな魅力だ。採点結果の分析も容易になり、教育現場での業務効率化に大きく貢献している。従来の解答用紙作成方法に近い形のままでデジタル採点の導入が可能となった普通紙対応版も、その一環として提供されている。
また、クラウド型である「デジらく採点2クラウド」も利用が可能で、Webブラウザ上での採点が可能なため、インストールの手間もなく、手軽に使用できるのが特徴である。
スキャネットのビジョン
スキャネット株式会社は1998年に設立され、教育機関を中心に最先端の画像認識技術を駆使した商品やサービスを提供している。特に、スキャネットシートは高価な専用機器を必要とせず、身近なスキャナや複合機で利用できるため、教育関係者から高い需要を得ている。
同社は、30,000人以上の利用者を抱え、業界内での圧倒的なシェアを誇っている。Google for Educationの認定テクニカルパートナーとして、教育現場への幅広いソリューション提供にも力を入れている。
今後もスキャネットは、新たなソフトウェアやサービスの開発を進め、学校や企業の業務改善に寄与し続けていくことだろう。教育現場におけるデジタル化が進む中、スキャネットの取り組みには今後も注目が集まるに違いない。
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