秋の風物詩、壺切茶の魅力
京都の宇治に拠点を置く【丸久小山園】が、10月から新たに「壺切茶」シリーズを発売します。この製品は、特別な製法で熟成された日本茶で、秋にふさわしい深い魅力を引き出しています。今回は、その特徴や魅力を詳しく探ってみましょう。
壺切茶とは?
「壺切茶」とは、春の新緑の時期に摘まれた新茶を茶壺に詰めて熟成させたお茶のことです。特に「口切の茶事」というお茶会の文化に由来しており、昔の茶人たちは、11月に茶壺の封を開けて初めてその味わいを楽しんでいました。その豊かな風味は、まさに「茶人のお正月」を象徴するものでした。
秋の味わいの深さ
新茶から熟成されたこの壺切茶は、外に広がるような芳香とは異なり、青海苔を思わせる濃厚な薫りが特徴です。この深い香りは、まさに今の季節にぴったりの「熟成された味わい」と言えるでしょう。具体的には、壺切抹茶、壺切玉露、壺切煎茶など、ラインナップも多彩です。
繁華の文化
茶道の心得がある人なら、壺切茶の魅力にすぐに気づくことでしょう。特に「口切の茶事」の際には、茶壺から取り出した碾茶を使って、その豊かな風味を楽しむことができます。この秋の茶会では、落ち着いた風情と華やかさが同居した場面が広がり、晴れやかなひとときを共有できます。
製品ラインナップ
丸久小山園から登場する「壺切茶」シリーズには、以下の製品があります:
- - 壺切抹茶 20g缶: 2,160円、40g缶: 4,104円
- - 壺切玉露 40g袋: 1,750円、90g缶: 3,586円
- - 壺切煎茶 金印 80g袋: 1,458円、100g缶: 1,890円
- - 壺切煎茶 80g袋: 1,188円、100g缶: 1,512円
それぞれの茶の特性を楽しみながら、秋の訪れを感じる贅沢な時間を味わってみてはいかがでしょうか。
宇治茶まつりと秋の行事
また、宇治では毎年10月の第一日曜日に「宇治茶まつり」が開催されます。この祭りでは、宇治の茶文化に大きく貢献した栄西禅師や千利休に感謝する行事が行われます。今年の祭りは2024年10月6日に開催予定で、古より続く茶事の文化を体験する良い機会になるでしょう。名水汲み上げや茶壺口切の儀など、文化的な伝承を大切にしたイベントが盛りだくさんです。
結論
秋限定の壺切茶を通じて、宇治茶の深い文化と伝統を感じることができるこのシーズン。ぜひ壺切茶シリーズを手に入れて、自宅で贅沢なティータイムをお楽しみください。丸久小山園の品質本位の茶づくりが生み出した、豊かな味わいを存分に堪能することができるでしょう。