クラブツーリズムがJATA SDGsアワードでダブル受賞!
クラブツーリズム株式会社が、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)が主催する「第3回JATA SDGsアワード」において、優秀賞(環境部門)と特別賞(社会経済部門)を同時に受賞しました。この受賞は、今年の応募数57件の中から選ばれたもので、クラブツーリズムが行っている新しい旅の形が高く評価されました。その受賞内容と取り組みについて詳しく見ていきましょう。
環境部門の優秀賞:リジェネラティブ・ツーリズムの実現
優秀賞を受賞した取り組みは「旅するいきもの大学校!第1期〜長野県生坂村〜」です。このプロジェクトは、生坂村といくつかの企業が連携し、地域の魅力を引き出すことを目的として実施されました。
長野県生坂村は「ゼロカーボンビレッジ」を掲げ、自然を大切にする取り組みを行っています。このプロジェクトでは、参加者が村の魅力を体験し、地域の方々との交流を通じて「何度でも訪れたくなる里山づくり」を進めています。
約半年間にわたり、現地実習とオンライン実習を組み合わせて計6回のプログラムが提供され、地域住民と共に森を手入れしながら、生物多様性の重要性を学びました。このような活動により、参加者は再訪の意欲を持つようになり、地域に新たな交流人口を生み出すことに成功しています。
社会経済部門の特別賞:地域コミュニティの支援
特別賞に選ばれたのは、地域住民の交流スペース「cotokoto(コトコト)」の共同運営による取り組みです。このスペースは、地域住民が集い、多世代にわたる交流を促進することを目的としています。
cotokotoでは、22,000名以上の来店者があり、子育て、教育、健康、文化など多様なテーマに関する300回以上の企画が展開されてきました。地域のニーズに応えながら、地域事業者との連携を強化し、人々がつながる場を提供しています。
このように、クラブツーリズムは旅行事業の経験を生かし、地域に密着した活動を展開しています。老若男女を問わず、様々な世代や産業が参加することで、地域の活性化に大きく寄与しています。
JATA SDGsアワードとは?
このアワードは、JATAの正会員を対象に、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた優れた取り組みを表彰するものです。不確実性が増す現代において、地域の持つリソースを最大限に生かし、国際的な視点からも地域を支える新たなモデルが求められています。
今後の展望
KNT-CTホールディングスグループは、持続可能な社会の実現に向けて、観光を通じた価値提供や地域との共生を重視していきます。これからも新しい取り組みを推進し、他地域への展開やさらなる連携を深化させていくことが期待されています。
地域の未来を変えるために、クラブツーリズムのアプローチは、これからの観光業界において非常に重要な役割を果たすでしょう。