中小企業のM&A支援を促進する新会社「オーナーズ株式会社」の設立
2023年8月1日、東京都港区において、M&A(合併・買収)の支援事業に特化した新会社「オーナーズ株式会社」が設立されました。この会社は、公認会計士や投資銀行出身の専門家たちによって運営され、中小企業のM&Aを促進するための革新的なサービスを提供します。
日本の中小企業とM&Aの現状
日本における中小企業は、全体の99.7%を占める重要な存在ですが、超高齢化社会の進行により、世代交代という難題に直面しています。特に、企業オーナーの60代以上の中で、後継者が決まっていない割合はなんと4割を超えています。このような現状を背景に、M&Aを通じた事業承継の円滑化は、日本経済全体にとっての重要課題となっています。
オーナーズの特徴
そんな中、オーナーズ株式会社は、AIを駆使したテクノロジーを基盤にしたM&A支援を行います。現在の中小企業のM&A市場では、売り手と買い手を単に結びつけるマッチングサービスが主流ですが、オーナーズでは専属エージェント制度を採用。これにより、ディールコスト(総手数料)を約半分に抑えつつ、企業オーナーの利益最大化を目指します。
資金調達と今後の展望
オーナーズは設立と同時に、株式会社ワングローブキャピタルから1億5000万円の資金を調達しました。この資金は、M&Aサービスの強化や、優秀な人材の採用活動に充てられ、中小企業に対するさらなる支援を展開していく予定です。
代表取締役の作田隆吉氏は、これまでの10年以上にわたる大企業のM&Aの経験を活かし、中小企業の労働生産性向上や事業承継といった日本の社会問題に取り組む意向を示しています。今後のオーナーズの活動に注目が集まります。
まとめ
新たに設立されたオーナーズ株式会社は、中小企業のM&Aを支援するための新しい形態を提案しています。少子高齢化が進む日本において、次世代への円滑な事業承継を実現するためのサポートは、重要な社会的役割を果たすでしょう。企業オーナーや経営者にとって、オーナーズのサービスは心強い味方となるはずです。公式ホームページでは、さらに詳細な情報やサービス内容を確認できますので、ぜひ訪れてみてください。
公式ホームページ:
https://owners-ma.jp/